コロナ関連 色気のある世界

2020年セブ島の「たちんぼ」変動相場|台湾人だと激安になる?!

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コロナ禍でのデブレ市場

昨日の記事ではコロナ禍でセブ島の経済は壊滅的な打撃を受け、路上生活者が街に溢れだしている状況を書いたが、今回は裏通りに佇むフリーランスの市場原理について公表してみたい。

 

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【画像】荒廃するセブ島|マンゴーストリートの交差点付近に溢れる女性の路上生活者たち

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セブの歓楽街「マンゴー通り」にあるナショナルブックストアの角からエスカリオ通りへ抜ける裏道は昔からポクポク(立ちんぼ)通りと呼ばれている。

かつては商店街のように大勢のフリーランス嬢が通りに立ち並んでいたのだが、時代が進むについてその数は激減した。

フィリピン経済の発展と反比例するのだろうか?

 

カウントダウンシステム

2020年10月、再びポクポク通りに佇むフリーランス嬢の数は明らかに増えた。

「日本人でしょ?1000ペソでどう?」

モトボサツ
うーん。。。

「じゃあ800」

ヤフーオークションとは逆でカウントダウンシステムだ。

そういえば6年前にも同じ記事を書いた。

その時の相場はなんと3000からスタートしていた。

 

「アーユージャパニーズ?」
プロは私を一発で日本人だと推測する。

歳の頃はそうさのぉ、25歳くらいか。

「ハウマッチ?」

私はおもむろに職務質問した。

「スリータウサン(3000)」

素人だとそれで引っかかるのかもしれないがお生憎様。

夜の交渉は異種格闘技戦。

そのババエ少し日本語が話せるようだ。

昼間は日本食レストランのウエイトレスをしているらしい。

「2000」

こちらが買う気が無いと察知するとスッとネオンの方へ消えて行った。

 

日本人が一番ぼられる

 

同じサービス内容でも日本人が一番高い!?

先日行ったポクポク通りでの価格調査によると以下の結果となった。

  • 日本人だと1000スタート
  • 韓国人だと800スタート
  • 台湾人だと500スタート

終いには200ペソ迄落ちた。

取れるところから取るという分かりやすい戦略。

これはセブ島にある語学学校の闇の一部と言われている生徒の国籍で値段が違うのと同じだ。

例えば韓国資本の学校だと日本人生徒の料金は韓国人の2倍。

最近では台湾人、ベトナム人留学生のマーケットが登場し、それぞれ値段も異なるようだ。

同じ商品なのに客の懐具合で値段が変わる世界。

これはアジアにおける市場原理の鉄則なのだろう。

 

2020年10月 衝撃の動画レポート 

雨上がりの夜。

暗闇に光る路面はまるでセブの街が泣いているようだ。

バイクで通りかかるとまるでゾンビ映画のように暗がりの人影がうごめく。

雨後の竹の子のようにコロナ禍で圧倒的に増えたフリーランスの数。

ただ、そこに悲壮感はあまり感じられない。

屈託のない顔と元気な声で値段を提示してくる。

こちらが逆に元気を貰っているのだ。

私はお布施として50ペソを渡した。

 

注意ポイント

フリーランスは「お話しましょう」と場所を移動しようとするが、絶対に付いていってはならない。仲間の男がいてホールドアップの餌食となりやらずボッタくりの結果を招いてしまう。またホテルも向こうの指定のホテルへ行くのは避けた方が良いだろう。HIVや劇症型肝炎など感染の危険性も急増しているので少なくとも下半身用の防護服の装着は必須。独りで歩いていくのも出来れば避けた方が良い。タクシーで移動する場合、運転手のコミッションが含まれている可能性があるので相場を把握してから行動すべし。ご安全に!

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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