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シーガール物語り
昨日の記事ではシーマン(船員)という人気の職業の危険性を書いたが、フィリピンでは危険を気にしていたら何も出来ないという現実がある。
セブ市内の某シティホテルの受付をしていた知り合いのフィリピーナ。
年の頃はそうさのぉ22歳位か。
セブでも有数のスラム街の一角にあるボーディングハウスと呼ばれるタコ部屋を間借し住んでいた。
たまたまセブ市内で渋滞にハマっていた時にふと視線を感じると彼女だった。
ホテルで働いている時とは全く別人の風体でホットパンツにTシャツから透けて見える乳首は正にザ・フィリピーナ。
ある時、神妙な顔で相談を受けた。
「大学に行きたいと思ってるんだけど。。。」
彼女以外の同僚は全て大卒で、一人だけ大学を出ていないという事が彼女にとって物凄い劣等感となっているらしい。
私が以前働いていた某大学の場合、年間の授業料が僅か6000ペソ(13000円)という安さのステイトユニバーシティと呼ばれる偉そうなカテゴリーなのだが、高校の成績が一定基準を超えていないとアプライができない。
つまり最初からスカラーシップ込みという学費設定なのだ。
しかし、こう言っては何だが、フィリピンで大学出たところで給料の差は殆ど底辺のまま。
22歳から4年間も大学に時間とオカニ(お金)を投資するくらいなら外国人と付き合うとか海外に出た方がマシだと思う。
ダイレクトにそう言ってしまうと何だか勘違いされそうだったので「クルーズ船のスタッフ」の口でもあればそっちの方が良いだろうという話をしてみた事がある。
元大学の生徒達に最も人気だったのがクルーズ船のスタッフで、給料も良いがそれ以外にも世界中の素敵な風景をバックにフェイスブックやインスタの自撮りアップが出来るという特典がついている。
結局彼女は大学へ行かず、クルーズ船の職をまんまとゲットし大卒の元ホテルの同僚なんて手の届かぬ給料を手に入れたのだった。
時々フェイスブックで見かけるが知らない人が見るとまるで世界中を旅するセレブなフィリピーナにしか見えない。
当時は少しポッチャリしていたのだが、いつの間にか痩せてナイスバディとなり、きっと乗客からたんまりチップを貰って稼いでいるに違いない。
しかし、クルーズ船といえば日本の横浜港でも有名になったようにコロナの巣というイメージが強く世界中の観光産業が一気に停滞した。
当然彼女のフェイスブックへのアップも途絶えてしまったがそのうちまた世界中を背景に自撮りアップが再開されると願う。
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