もし良かったらここで1回応援クリックお願いします!!
コロナ禍のタブー
今年の3月、フランスの保健大臣がツイッターにて新型コロナウイルス感染症に罹ったらイブプロフェンなどの薬を飲まないようにという趣旨の発言を行い大きな話題となった。
今年の3月フランスの保健大臣がツイッターで「新型コロナウイルス感染症に罹ったらイブプロフェン(バファリンやイブ)などの薬を飲まないように」という発言をしたがデング熱での服用タブーと重なる #デングウイルスとコロナウイルスの関連性 https://t.co/OVsXiTFn4b
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) September 22, 2020
発言のポイントはこの2点。
- 抗炎症薬(イブプロフェン、コルチゾンなど)の服用はコロナ感染症を悪化させる要因となる。
- 発熱がある場合はパラセタモールを服用すべし。
フランスという先進国のお大臣が「コロナにイブプロフェンはヤバいです」とツイッターで明言すれば即世界的に大騒ぎとなるのだ。
もしフィリピンの大臣が同じ発表をしたら一体どんな反応だっただろうか?
と余計な想像をしてしまう。。。
とこでコロナでやっちゃいけないイブプロフェンとは一体なんだろう?
ウィキペディアで少し調べてみた。
イブプロフェン
プロピオン酸系に分類される非ステロイド系消炎鎮痛剤 (NSAID) の1種である。日本では商標名ブルフェンで知られ、医療用だけでなく一般医薬品としても広く流通している。関節炎、生理痛および発熱の症状を緩和し、また炎症部位の鎮痛に用いる
2大鎮痛解熱剤
解熱鎮痛剤としてよく使われるものは大きく分けて二系統に分かれる。
「NSAIDs」と「アセトアミノフェン」。
「NSAIDs」の種類は多岐に分かれるが、物議を醸しだしたイブプロフェンもこのグループに属する。
イブプロフェンを主剤とする市販薬そしてバファリンやイブが有名だ。
「アセトアミノフェン」ではタイレノールAが有名。
フランスの某保健大臣が気軽に推奨した「Parasetamol(パラセタモール)」はアセトアミノフェン系でありフィリピンでは超お馴染み。
ちなみに、フィリピンではParacetamol Biogesic(パラセタモール バイオジェシック)という名前で商品が流通しており、うちのティムはバイオジェシックと呼んでいる。
コロナとの関連性
現在、新型コロナウイルスは肺や腎臓などの上皮細胞に発現しているアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を介して標的細胞に結合し侵入することが分かっている。
医学情報筋で「イブプロフェンが体内のACE2を増やし、これによって新型コロナウイルスの感染が増強される」という仮説が発表された。
これに反し、デンマークで新型コロナと診断された9,236人のうち「NSAID(イブプロフェン)」使用者と非使用者とを比較したところ、死亡率、入院リスク、ICU入室リスクは特に変わらなかったという発表がある。
また、厚生労働省はイブプロフェンが及ぼすコロナ症状の悪化に関しては完全否定しており、その安全性を表明している。
新型コロナウイルスに感染した時にイブプロフェンの服用により新型コロナウイルス感染症が悪化することを示す科学的な根拠は得られていません。厚生労働省では、引き続き新しい情報を収集・分析し、今後も情報提供に努めます。
まとめと考察
あくまで素人の私見だが、デング熱の症状とコロナの共通点から鑑み、発熱時にあえてこの時期にグレーゾーンのイブプロフェンをわざわざ服用しない方が良いと感じる。
勇気のある人は日本のお役所が安全性を保障するイブプロフェンを服用するのも良いだろう。
もしよかったらランキング応援クリックぜひ1回強めにグリっと押してください!