モトボサツ的

フィリピン階級社会の権現「UCCカフェ」に行ってきました!

投稿日:2020年9月25日 更新日:

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階級社会フィリピン

 

フィリピンとは完全な階級社会である。

現地の人たちは経済的レベルにより4階級に分けて認識している。

AとBは一般の日本人が足元にも及ばないほどの経済力があり、基本的に中華系が多い。

Cは中間層に位置するが幅が広い。

例えば持ち家、自家用車数台、メイド数名という内容だとCのアッパー層。

Cの下の方は分かりやすく言えば語学学校の先生やコールセンターワーカーがそこに属する。

ボーディングハウスと呼ばれる2段ベッドが並ぶタコ部屋で、エアコンなし、ホットシャワーなし、銀行口座もなしというのがスタンダード。

直接それを本人に言うと気を悪くする可能性があるのでぜひ心の中に秘めて頂きたい。

 

階級意識

マニラから戻って来たばかりの2011年、私は医療通訳の仕事を始めた。

一緒に組んでいたドクターと一緒に移動することが多かったのだが、マクタン島のど真ん中にある「ガイサノマクタン」というモールの傍を通りかかった時にそのドクターは私に向かってこう言った。

「ボサツさん、このモールに行ったことある?」

モトボサツ
しょっちゅう行ってますよ 近所だし

「私は生まれて1回も行った事がないんだよ 行くべき場所じゃないと思っている」

 

聞き方によっては何だか嫌らしい自慢話に聞こえなくもないが、彼は私にフィリピンという国の真実を教えてくれようとしているのだと感じた。

何かと自由ではない。

結婚に関しても階級や宗教の隔たりに関してはかなり厳しい国だ。

中華系は中華系としか結婚できないとか、庶民層でも異教同士は結婚できない等、未だにはっきりした線引きがある。

ドクターの意識とは逆に庶民層も富裕層が集まる場所へ行くのを恥じる傾向にある。

KTVの新人さんを同伴して高級レストランへ連れて行くと明らかに落ち着かない様子だ。

周りの人からじろじろ見られて恥ずかしいらしい。

これも自分が行くべき場所じゃないという認識が露骨に働いているのだ。

私がマニラで付き合っていたジェニーも子供がいたが、身分の差で相手の親が結婚を許さなかったと言っていた。

階級を気にしながら生活するのは富裕層ばかりでなく、庶民層も同じなのだ。

 

ブランド意識

フィリピン人は他人の来ている服をやたらと気にする。

つまり服装が一つのステイタスであり、私がブランド物のポロシャツを来ていると「それどこで買ったのか?本物か?」と詮索されてしまうのだ。

日本人はブランド好きとして知られるが、フィリピン人の方がそれに輪をかけてブランド意識が高いと感じる。

ブランド意識なといえばカフェもそんな感じだ。

セブの富裕層がポルシェで乗り付けるカフェといえば「UCCカフェ」。

圧倒的に他のカフェより2ランク値段が高く、店の中の客層も一つのコンテンツになっている。

持ち込んでいるパソコンはほぼマックブックで、スマホもおそらくアイフォンだろう。

「UCCカフェ」のコーヒーは確かに苦いだけのスタバより確実に美味いと思う。

しかし、その味を求めてやって来ている客がどれくらいいるのだろうか?

味より所属感だろう。

高い物を持っている人が高いから集まる場所で、そこへの所属感に自己満足しているのだ。

つまり「UCCカフェ」が売っているのは味ではなく、客層を含めた高級感。

私は貧乏性なので「UCCカフェ」に1回行くより「ダンキンドーナツ」へ4回行く方を選択してしまう。

先日突然10年ぶりにE氏から連絡が来たのでめったに行かない「UCCカフェ」で会うことにした。

 

階級社会の権化UCCカフェ

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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