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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別
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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事
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フィリピンで身についた圧倒的な雑談力
14年にわたるフィリピン生活ですっかり生活基準を始めとする感覚が変わってしまっている。
その一つが雑談力だ。
昨日の記事でフィリピン人はネットワークビジネスに向いているのに成功しない理由を書いたが、フィリピン人は朝から晩までホントよく喋る。
日本でも女性は比較的おしゃべりとされるが、フィリピンの場合、性別関係なく誰かの噂話を中心に永延ととりとめのない雑談が繰り広げられる。
環境が人と作るというのは本当のようで、私もフィリピン生活の中で知らず知らずのうちに身についた謎の雑談力を発揮している。
早朝ジョグから戻ると共用部分を掃除している女性がいた。
歳の頃はそうさのぉ65歳くらいか。
昔の自分なら若干の挨拶だけでそれ以上は踏み込んでいなかったはずだが、ついついこんな会話をしてしまった。
いきなり声をかけられた女性はビックリして1㎝ほど地面から浮きあがった。
そして少し照れくさそうに「いえいえ、これは仕事ですから」と言って再び床をはわき始めた。
フィリピン生活で身についた雑談力。昔の俺なら絶対声かけてない
早朝ジョグから戻ると共用部分を掃除している女性がいた。歳の頃はそうさのぉ65歳くらいか。「いつも綺麗に維持されてるので掃除してくれてる人がいるんだろうなと思ってたんですよ」と声をかけた。ちょっとビックリしながらも嬉しそう。フィリピン生活で身についた雑談力。昔の俺なら絶対声かけてない
— モト ボサツさん@南国ノンフィクションブロガー (@motobosa02) June 8, 2021
つい先日、ある男性がマスクをせずにエレベーターに乗って来た。
彼は乗ったあとにハッとそのことに気がついて口の周りを手で覆った。
非常に面白いリアクションだったので思わず声をだして笑いそうになった。
私は「ダイジュブ(大丈夫)ですよ、私もしょっちゅう忘れてますけん」と話しかけた。
昔の私なら無反応だったに違いない。
エレベーターが到着する数秒間の会話だが、フィリピンで身についた謎の雑談力だと思っている。
私がセブで覚えたビサヤ語のテンプレは全て雑談の極みだ。
始めて会った女性に必ず言う。
銀行や役所だとMa’amを付ける。
これは挨拶というより一種のプロトコル的な儀式だ。
「Gwapa ka day(グワパ カ ダイ)」美人だね
「Pira imong idad(ピラ イモン イダッド)」何歳?
「Abiko bainty(アビコ バイン ティ)」てっきり20歳だと思ったばい(笑
ここでほぼ100%ハイファイブ(ハイタッチ)。
こうやってまたその続きの別テンプレートが統計から出来上がってゆく。
毎朝誰かと会う。
エレベーターの中は雑談ステージだ。
「Nikaon naka?(ニカオン ナカ?)」飯食った?
「Unsa imong pamahaw(ウンサ イモン パマハオ)」何食ったの?
大学の授業でも始まりの時これを言ったら面白い事を言われた。
「先生、そういうと、今から皆食べ物をくれるんだと思ってしまうよ」
そんなわけで、すっかり雑談しないと落ち着かないフィリピン人のようになってしまっている。
本能的に生きている証拠なのだろうか?
フィリピン人が他人の噂話を中心に雑談に耽る理由。
これは私見の域であるが、つまり群れの中で生きるための生存欲なのだ。
フィリピンでは噂話が非常に需要。
誰かが誰かの悪口を言えばそれを真に受けて対象の人をいきなり無視し始める。
その刹那さは日本の比ではない。
つまり短絡的なのだ。
そうやってつまらない噂で殺されないために噂の主導権を握ろうとする。
フィリピン人が朝から晩までずっと雑談に興じているのは本能的欲求なのだ。
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