私の調査によれば、一般のフィリピン人が一食にかけるランチの予算は50ペソ。
だからホンバ(フィリピン版の豚の角煮)とアンパラヤ(ゴーヤチャンプル)とライスをチョイスして総計70ペソともなるとかなり贅沢なランチである。
15日と30日のペイデー(給料日)はジョリビーに行って50ペソの大気圏を超えるのだ。
だから普段私が一食100ペソを超える昼飯を気軽に食べていると「ホイ、ソッシャルカーヨ(ああ、オカニモチだね~)」と私の小さな罪悪感を煽ってくる。
そんな状況の中で私の贅沢はマンダリンホテルを貸し切って一人で180ペソのスパゲティを一人静かに食べることだ。
サービスとか最低だが、広いレストランをたった一人で食べるのは想定外の快感だ。
私は基本的にスパゲティ以外食べないので、受付でアホみたいに立っているウエイトレスにスパゲティー&サービスウォーター&WIFIパスワードとそれだけ言って席に着く。
なぜ大して美味くもない赤いソースのスパゲティーしか注文しないのか?
それは出てくるのが早いからだ。
どうせ何食べても大して変わらないのだから、早さこそフィリピンにおける最大のアドバンテージ。
しかし、フィリピン人が考え出す料理はなんでんかんでん極端だ。
無駄に濃厚過ぎる赤いソースは喉の奥にずっしりと重くしみこむ。
このセットの中で最も美味いのはスライスされた皿の右側のバターが染み込んだパンだ。
しかし、この年に何度も食べてきたこのスパゲティだが、だんだんジョリビー化している。
半年前のスパゲティーはこんな赤い色をしていなかった。。。
これから益々ここのスパゲティーがフィリピン料理化していくと思われるが、月に数回はマンダリンホテルを貸し切って一人贅沢な時間を謳歌したい。
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