実は昨日財布スられた直後にもう一難あった。
いつもレベル3~4程度の応臨戦態勢で生活していたつもりだった。
まるでふとした瞬間完全に足技を見事に決められ、地面に倒されてキョトンとしてしまった心境と全くシンクロする。
絶大な敗北感と自己嫌悪に包まれながらようやくクレジットカードを止め、絶望に輪をかけるようにSMアドミンオフィスで意味の無い盗難届を出したのだった。
たった数十分の出来事だが反省点が山の様に出てくる。
是非この章が終わるまでにまとめてみたい。
スられたのはまるで使いこまれた雑巾のようなボロボロの財布だった。
なぜそうなるまで使っていたのか理由は二つある。
一つ目の理由は気に入っていたのでまた同じ財布を買おうと探しているうちにボロボロになった。
▶財布に関してはよかったらコチラ過去記事をご覧ください
二つ目は財布より中身が大切なのだという金字塔を自分の中に建てたかった。
それは人生全体に通ずる一種の哲学であろう。
しかし流石に穴の空いてしまった財布では意味がなくなっている。
そろそろ潮時かと思いながら生活していた。
昨日SMのバーゲンでどうでも良さそうな財布が沢山売られていた。
そろそろ何でも良いから適当に財布買おうかな。。。
中国製丸出しなチンケな財布を適当に眺めながら歩いているうちにやられた。
まるで他の女性を眺めて歩いているうちに女房を寝取られていたようなものだ。
滑稽で切ない反省点が蘇る。
財布をやられてこれ以上持って行かれる財布はないのだが、パソコンや残りの全財産を守るべくレベル5の厳戒態勢で歩いた。
傍から見るとまるでちょっとした不審者だ。
役立たずのアドミンオフィスから外のBPIへ向かう途中別の事件が起きた。
それは事件というより事故だ。
全意識がバッグに集中していたので脇というか下半身が甘かった。
SMデパートメント入口付近を速足で通行中、すれ違ったオバサンの手が私の股間にクリーンヒットした。
長年に及ぶ空手とキックの試合でもここまで無防備に股間を打たれた事はない。
しかもSMをウロウロしていたフィリピン人のオバサン通行人に!
カウンター気味に決まったので激痛が十二指腸付近まで到達し一瞬息が止まった。
苦悶の顔を浮かべ前屈みになりながらもバッグはパタイ(人間の最後に訪れる儀式)守した!
フィリピン人は手足を外に放出しながら歩くスタイルが基本だ。
正にパタイ(人間の最後に訪れる儀式)角だった。
そのオバサンは渋い顔してこちらを見た。
歳の頃はそうさのぉ、55歳位か。
しかし実年齢は45歳という余計なモトボサツ的見積もりが自動出力される。
謝るどこか偶発的に変なモノ触らせられたという被害者面してやがる。。。
フィリピン人の口から謝罪は絶対出ない。
※私の素敵なパートナーは違うとかいうのお断り!
ちなみにうちのティムは私が謝罪を強要した為、この5年間で通算20回家出した。
細かい理由はすっかり忘れたが、いつも決定的な私の一言がズバリの理由。
お前まず謝れ!
謝る位なら出て行く!
全部向こうが悪いので謝罪すればボサツ心で水に流そうという救済措置なのだが、フィリピンは頑として謝らない。
そうやって本来の被害者が加害者にすり替えられる国いと可笑し。
最終章へ続く
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