さよならAngkas(アンカス)
アプリで呼べるバイクタクシーAngkas(アンカス)はマニラやセブの都市部の生活ではなくてはならない存在となっている。
マニラで3万人、セブで9000人のライダーが登録している。
普段セブ島でバイクを乗り回している身としてAngkasドライバーがどんどん増殖している様子が手に取るようにわかる。
率直に言ってAngkasのライダーのマナーはほかのワイルドモンキーライダーたちと比べて悪くない。
トレーニングが効いているのか、Angkasという名前の書かれたヘルメットとユニフォームがマナーを制御しているのかはわからない。
しかし何より、野生のハバルハバル(無許可バイクタクシー)は常に客を探しながら走っているので突然止まったり、減速したりするので後ろを走るとイライラする。
Angkasはアプリで客を拾って目的地まで行くのでそういった不安定な動きをしないのがバイク乗りとしては嬉しい。
私にとっても市民全体にとっても社会善であるAngkasが業務停止となる。
実は2017年に一度停止され、その後復活した歴史がある。
渋滞悪化と元来ムリムダムラの塊であるシステムにさらに拍車がかかり都市機能と生産性はもっと落ちるだろう。
ボサツイッター
途上国にありがち
行政が民間の足を引っ張るイメージ https://t.co/hf1uYZ6Em6— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) January 21, 2020
民間の足をひっぱる途上国
マニラのマカティやフォートボニファショをはじめとするフィリピンの都市部は東南アジアの底辺国というイメージを簡単に覆すほど発展してきている。
しかし、フィリピンに住むと痛感するのが貧富の差のコントラスト。
煌びやかなある一角から1㎜でも超えるとそこはドロドロのローカル地域となり、貧国のイメージ通りのザフィリピンの世界となる。
私はそれを民間と公共というイメージで捉えている。
フィリピンという国や行政が作っている公共はまさに貧困の象徴であり、民間が作っている世界が富の世界だ。
たとえば、公共教施設として分かりやすいのが郵便局。
セブ市のサンペドロ要塞に隣接する郵便局は朽ちかけた古い建物の中に郵便局があり、日本なら完全に歴史的遺産扱いされるレベルだ。
そして、まるで大災害にでもあったように中の荷物は散乱し収拾がつかない様子は目に入った瞬間0.01秒でわかる。
フィリピンの負を作っている行政は常に成長しようとする民間の足を引っ張る。
警察官が大人気ということでもわかるように権威が大好きなフィリピン。
公共の福祉というポジションに立つ気配は微塵もない。
権威を傘に来てシンプルなことを難しくして喜んでいるようでは東南アジアの他国の後塵を浴びつづけることになるのだろう。
追伸
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