今日のサンライフオフィス。
エージェントJ子34歳はひときわ目立つ美貌の持ち主だ。
フィリピンにしては珍しく独身で、保険を売ったお金でトヨタのミドルクラスを新車で購入。
立派なサクセスストーリー。
彼女のクライアントが7歳の女の子を連れて契約に来ていた。
娘は帰国子女ばりの流暢な英語。
子供とは思えない聡明な立ち振る舞いに私は圧倒された。
クライアントはフィリピンあるあるで夫婦でドクター。
お父さんが娘に言った。
「J子はこんなに美人なのに、彼氏が居ないんだよ。もったいないね」
すると聡明な娘がきっぱりこう言った。
「うーん、確かに美人だけど悪い人なんだよ」
鋭い。
特に女性は女性の本質を見抜く力があるようだ。
実はJ子、サンライフでは物凄く美人だが、癖が悪いので有名だった。
他のエージェントの客を問答無用に横取りするのだ。
だから、初期の頃、古参のエージェントから気を付けるように言われたのを今でも覚えている。
いつもセールストップ争いに食い込むほどの凄腕なのだが、枕営業との噂。
顧客は基本的に妻子ある男性。
相手に家族があれば、本気にならないだろう。
保険の契約さえ取れればよいというワイルドなストラテジー。
先日、ASフォルチュナの浜風にクライアントを連れてラーメンを食べに来ていた。
クライアントだと紹介されたが、やはり家族持ちの男だ。
親密な関係性が透けて見えた。
彼女は一体いつから愛人体質の女になったのか?
元々貧しい家の出で、ラモスストリートのカフェでウエイトレスをしていた。
ある日ボスが彼女を見初め、自分の下で働くエージェントになるよう口説いた。
保険を買ってくれるような余裕のある知り合いなんて一人も居ない。
半年ほどインカムゼロの生活が続いた。
もう限界。
またカフェのウエイトレスに戻ろうとした時、ボスが自分のクライアントを彼女にあてがった。
大人の条件。
カワイイちゃんを見るたびに子供が欲しいという彼女。
今更、普通の恋愛ができないからだになっているだろう。
募る劣等感。
人生のクロスロードで富と引き換えに魂はもう一度取り戻せるのだろうか?
ところでフィリピンの生命保険入りたい人いますか?
もし良かったらランキング応援クリックぜひ強めにお願いします!
SPONSORED LINK