まわり続ける店内唯一の扇風機。
スタッフを冷やし続けるための存在する。
その毅然とした態度に潔ささえ感じてしまう。
接客って何?
ビサヤ語には見当たらない言葉だ。
言葉が無いという事は概念そのものが存在しないと考えてよいだろう。
中途半端に暑い店内だが、実はうまい具合にギリギリ耐えられそうな温度設定だ。
店内に独自のエアコンはなく、ショッピングモール全体の冷気をドアを全開にして店内へ吸引する合理的かつエコなシステムだ。
駄目な店?
いやいや、違う。
ここで大事なことは、それ以上求めてはいけないということだ。
もし、客の満足を高めるためにエアコンが店内に導入され、気の利くスタッフを高額で雇った日には、客単価300ペソを超える高級店と化してしまうだろう。
それでは困る!!
この店というよりも、この国自体の存在価値がなくなってしまうのだ。
だから、この店は「ザフィリピン」のままで居て欲しい。
もう一人の自分がまるで天の声のように自らを説き伏せる。
どうせならフィリピンらしさをとことん楽しもうじゃないか。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」とはこういう事を言うのかもしれない。
「お客様は神様です。クレームは神様からのラブレターです」
ないない、それ正直気持ち悪い。。。
フィリピンで自分本位な人達に囲まれて生活するうちに、欺瞞に満ちたセリフに拒絶反応を隠せなくなった。
人生の主人公は自分だ!!!!
いかがでしょうか?
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