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【余計なお世話?】ひきこもり日本vs露出好きフィリピン

投稿日:2017年10月8日 更新日:

フィリピン人が日本に行って驚くことの一つがヒトが少ない!とうこと。

統計によると一応日本の方が少しだけ人口が多いらしいが、それなのになぜ少ないと感じるのか?

それはつまり屋外でヒトを見かけないということだ。

逆に言えばフィリピンは外にヒトが溢れている。

少し社会的背景を探ってみよう。

この手の話題の筆頭に出てくるのがまずフィリピンの屋内の不快さ。

基本的に貧困状態なので家は狭く、プライバシーのかけらもない。

当然エアコンは設置されておらず照明もショボいので薄暗く蒸し暑い。

これだと外の方がかえって快適だということだ。

しかし、もっと本質的な要素があるように思える。

それは自意識の濃さ

フィリピン人は自意識の高いナルシスト系が多く、常に自分を他人の目にさらしたい。

常に素敵な出会いを予感しながら生活しているので必然的に外出傾向となるのだ。

外出というより露出という言葉の方がしっくりくるだろう。

日本の20代の外出率、70代を下回る=スマホ普及?

何かと人生のベクトルが真逆な日本人とフィリピン人。

それぞれの本質を比べることで何かが見えてくるかもしれない。

最近よく見かける日本の若年層の引きこもり現象問題。

JR東日本企画が全国2200人を対象に行ったお出かけ頻度調査によると1カ月当たり43.6回で、年代別では30代が最も多い49.1回で、年代が上がるにつれて減少。70代は40.8回だったが、20代はこれを下回る37.3回で、顕著に少なかったという。

若年層が外出せず家に引きこもったままスマホの世界へどっぷりと入り込んでいる。

スマホの普及が引きこもりの原因だという説が一般的だが、本当にそうなのだろうか?

ちなみに海外留学したい大学生も大激減中。。。

 

異性への意識猛烈フィリピン

フィリピンは恋愛第一主義。

1に異性2に食べ物といったネイチャーな脳内構成。

フィリピンの超人気スポットといえばトイレの鏡前。

勤務中のスタッフと思われる男性が念入りに髪の毛を整え、最後は舌のチェックまで身だしなみに余念がない。

これは売上を上げるためにやっているのではなく、ショッピングモール内でモテるためだ。

フィリピンのショッピングモールではスタッフ同士が客そっちのけでチチくりあっている。

職場は仕事をする場所ではなく常に合コンみたいなノリ。

この異性にモテたいエネルギーの差がフィリピンと日本の特質の差を生んでいるように思われる。

モテる気ゼロの日本

某調査機関が1000人の若者を対象に行った結果によれば異性にモテるかどうかを気にすることが多い人は4割に満たない。

男女ともに「異性の目より自分の気持ちが大事」だからだ。「他人からどう見られるかについて関心が薄い」「異性のことより関心の強いことがある」も多い。

 

まとめ

モテたいという気持ちは動物としての根本的エネルギーだ。

これを若年層が失くしてしまった日本は決定的存亡の危機に立たされているといえよう。

昔の日本人男性は一生懸命働き、女性を口説くためにカッコいい車を買おうと必パタイ(人間の最後に訪れる儀式)だった。

このモテたい欲求こそが日本の高度経済発展の原動力だった言っても過言ではないだろう。

日本の20代の引きこもり。

スマホの普及がこの現象を引き起こしている?という短絡的で暢気な発想に違和感を抱かずにはいられない。

欲望溢れるフィリピンから眺めると、それは本質的な問題ではない気がする。

フィリピン人は日本人以上にスマホが大好きで、勤務時間でもずっと携帯をいじって遊んでいる姿が盛んに見かけられる。

しかしスマホを握ったまま部屋の中に引きこもり孤独を愛するとは到底思えない。

上図にある内閣府調べの恋人が欲しいと思わない理由もそうだ。

仕事や勉強、自分の趣味や友人との時間を大切にしたいなどたんなる行動的バランスをとるための手段であり、根本は異性にモテたい欲求の低下が引き起こしているのだ。

こういった根本的な要因の解明こそが、危機的日本の状況を打破することへとつながる可能性があると思いながら飲んだ今朝のコーヒー。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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