モトボサツ勝手にブログセブ島編というブログも何時の間にか書き始めてから3年になろうとしている。
元々ブログを書くきっかけはビサヤ語情報だった。
ブログに展開するまでは自分が普段使っている簡単なビサヤ語表現をフェイスブックに投稿していたが、どういった場面でどんな気持ちで使う等という細かいストーリーが展開できない。
画像と文章がバラバラだと臨場感が出ないのだ。
語学習得には一期一会的な脳に叩き込むタイミングが必要だと思っている。
やはりブログにするしかない。
そこでモトボサツ勝手にブログセブ島編というタイトルで書き始め、現在はVOL2に至る。
2013年6月4日、勝手にビサヤ語 その1を投稿。
今の内容に比べるといたってシンプル。
フィリピンという変な国のセブという変な島で話されてるビサヤ語。
まさかセブに住むまで自分がそんな奇妙な生活をするなんて夢にも思っていなかった。
しかし、思えば昔から相手の土俵にわざわざ上がって勝負するのが好きだった。
いわゆる損な性分。。。
相手をこちらの都合に合わせる性格をしていたのならもっと成功していたのかも知れないなとたまに思う。
原住民相手にビサヤ語でちょっとだけ話すと相手の反応が必要以上に凄い。
「You Know How to Speak Visaya?」
判で押したように全く同じフレーズが返ってくるから興味深い。
「ビサヤ語とセブアノ語ってどう違うんですか?」
これ良く聞かれる質問。
いわゆる九州弁と長崎弁の関係みたいなものだ。
セブ島独自の伝統的な言葉を特にセブアノ語と呼ぶようだ。
大学でもセブアノ語の授業がちゃんとある。
しかし全く大学生には人気が無い。。。
我々日本人が古典を勉強するような感じあろうか。
そしてスペリングの統一化。
フィリピン人にビサヤ語のスペリングを質問するとヤバイ。
それはUだのOだのと突然ミニ会議が始まってしまう。
スペインがやってきて後付的に文字が追加されたらしく、いまだにスペリングは超適当。
*
2013年からつれづれなるままにその日自分が使ったビサヤ語をネタにブログに書いていたが、そのうちそのストーリーの背景自体に比重が移っていった。
そして50話まで行った時にタイトルを具体化に展開してみた。
今ではビサヤ語はブログの一部になってしまったが、
「モトボサツさんのブログでビサヤ語勉強しているんですよ」
そういってビサヤ語を書き留めたノートを見せてくれた方も居る。
千葉県に住むとーちゃん(仮名)が持ち歩くビサヤ語ノートが凄い。
二つに折ってケツポケ入れて千葉のフィリピンパブへ激しく武者修行に出かけたらしい。
Pパブでビサヤ語のフィリピーナを探し試合だ。
スポーツと同じで実戦の数だけ強くなる。
とーちゃんの試合にお供しセブ市内にあるクラブキングとうKTVへ試合にでかけた。
「グシメイ(ご指名)はございますか?」
「居ません。。。」
「ショーアップですね!」
モトボサツ流は指名しない。
お気に入りを作ると強くなれないからだ。
試合相手は毎回変わった方が絶対良い。
その夜とーちゃんは適当に25番を選んだ。
とーちゃんのノートには放送禁止ビサヤ語が沢山書いてある。
表彰されて良いくらいフィリピン熱心だ。
そしてこのビサヤ語ノートを見たKTVガールで喜ばない子は居ない。
お母さんから怒られるような内容ばかり書いてある。。。
大真面目にそれをオッサンが勉強している滑稽さは大いに母性をクスグルだろう。
25番のフィリピーナが問題を作ってくれた。
それだけで1回分かるく延長させる事ができる!
25番は正解するといちいち踊ってくれる。
まるで大人保育園の保母さんだ。
25番はステージの出番なので席をはずし変わりに9番が代打でやってきた。
スキルアップのチャンスだ。
男は相手が変わるたびにイイ男になる。
おもしろきこともなき世をおもしろく
高杉晋作という天才はそういった。
人生の極意ともいえるこの表現に宇宙の真理を感じて止まない。
とーちゃんの生き方はまさに自分で人生を面白くしている。
とーちゃんをきちんと介護してくれた25番も素敵だったが実は25番をそう持って行ったとーちゃんが偉い。
消費者王様なニッポン。
黙って座ればあとは店が何とかしてくれると思うと、おもしろきこともなき世は普通につまらない世になるだろう。
相手次第から自分次第へ。
自分で楽しくする工夫をとーちゃんから教えてもらった夜だった。
ビサヤ語セクシーノート。
どうせ作るなら何月何日にどの店のどの子から習ったものか本人のサインも貰っておくと付加価値が高くなるだろう。
ぜひお試しください。
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