先日のバレンタインデー。
夕方備品を買いに新しいロビンソンへ繰り出した。
デーパートの食器売り場をうろついて居たら突如キャーという黄色い歓声が響き渡った。
犯人はコイツだ。
ダニエル マチュナガ。
父親が松永さんで母親がブラジル人なのになぜかフィリピンで芸能人をしている変な奴。
特技はカッコイイこと!
キャツは盛大なハイオクターブの歓声を一身に浴びながらおもむろに歌い出した。
それにしても
下手過ぎる。。。
でもかぶり付いているフィリピーナどもに言わせりゃ、歌の下手さが一層キュートだとよ。
この国ではカッコ良ければ全て良し。
私の大学の生徒達からもそりゃ人気絶大。
だからわざわざダニエル松永を授業のマテリアルに入れてやっている。
質問:だれがパロパロですか?
模範解答:全員です。
オミャーら仕事せんか仕事!
フィリピンのガードマンは人一倍偉そうだが気が向いた時しか仕事しない。。。
カッコよく生まれたかどうかで人生は決まる@フィリピン。
出来る女のヒモになれば一生安泰なパロパロ生活。
仕事の手をとめて夢の世界を他人事のように眺める掃除ボーイ。
俺なんて朝からずっと掃除しても喜ばれないのに、あいつはあんな下手な歌で。。。
お察しします。
たしかにカッコいい。。。
いったい何を食べたらこんなになれるのだろうか?
そういえば昔アランドロン主演のカサノヴァ最後の恋という映画があった。
年老いた希代のパロパロカサノヴァはついつい年甲斐も無く若い娘に恋をする。
見向きもされない。
最強の竿師と名高かった昔の栄光を未だに引きずる痛い爺さん。
その悲哀を楽しむ映画だ。
私は思った。
やはり地道に身の丈に合った人生を送るのが幸せなのだろう。
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