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驚愕の事実?日本人とフィリピン人の脳の違い

投稿日:2016年2月27日 更新日:

brain

先日アヤラで知らないフィリピーナが笑顔で近づいてきた。

久しぶり元気?
「Motobosatsu. Long time no see kumsta man ka?」
モトボサツ ロングタイムノーシー カムスタ マン カ?

フィリピン人はお久しぶりという場面で絶対ロングタイムノーシーという英語を使う。

これも一種のフィリピンあるある?

歳の頃はそうさのぉ、22歳。

細面で色が白く日本人好きのする典型的なバテレン顔。

幸いそこにティムは居なかったので平和に時が流れた。

全く記憶にないが、しかし向こうは私の顔と名前を知っている。

今更あんた誰と聞けない。

日本人らしく知ってるフリして余計な空気を読んでしまった。

元気だよ あなたは?
「Maayo gihapon. Ikaw?」
マーヨ ギハーポン イカウ?

 

会話が進むにつれ分かったのだが、ジャングル時代の近所の子でたった1度だけしか会ったことがない。

それも9年前。。。

しかし、向こうは知っているがこちらは知らない。

これもフィリピンあるある鉄板シリーズ。

フィリピン人は人の顔と名前を覚えるのがものすごく得意。

これはマニラも含めて同じだ。

なぜフィリピン人はひとの顔と名前を覚えるのが異様に得意なのか?

9年間ずっと疑問に思いながら研究を続けてきた。

そして今確信に至ったことがある。

それは右脳だ。

フィリピン人は右脳をフルに活用する機会が多い。

左脳と右脳の違い。

左脳は理詰めでかみ砕きながら時間をかけて複雑に記憶する。

記憶される時にはexe的プログラム付きなので実践的だ。

しかし脳への負荷が高いので頻度と重要度により脳が勝手に記憶を廃棄してしまう。

一方、右脳は理屈のタグ付けなしに音楽や写真のように形としてその場で単純に記憶する。

単なるデータ保存のHDD。

左脳型人間、右脳型人間などと特性により区別されることがあるが、もちろんどんな人間も左右持っている。

しかし、社会環境により右脳と左脳のバランスは大きく偏る。

日本を含め先進国と呼ばれる国の人々は朝から晩まで理屈を探しながら生活している。

それに比べフィリピン人は非常に直観的だ。

フィリピン好きな人が絶対言う事はただ一つ。

「フィリピン人って笑顔が素敵で素直ですよね💛」

確かにそうだ。

素敵かどうかはまあ別として、事ある毎に笑顔でハイタッチ。

自分の欲求に対して素直だ。

そこで我慢したり空気を読むなどひねくれた作業はしない。

お腹が空けば授業の途中でも堂々と居なくなる。
▶こちらをご覧ください

右脳のメリットは大量かつ瞬間的に記億することが出来る。

しかもほぼライフタイムで記憶する。

だから9年前たった1度しか接触していないフィリピン人が私の顔と名前をしっかりおぼえている。

日本人とフィリピン人の脳の違い。

それは記憶力だ。

日本人の場合、あまりに社会が複雑に発達し過ぎたせいか常に使える使えないという観点で情報を取捨選択するのが当たり前。

左脳が服を着て歩いているようなものだ。

更に人間関係や競争社会のプレッシャーから常に巨大なストレスを抱えている。

一方フィリピン人は自分の存在に対して非常にポジティブで自信に満ち溢れている。

心身は常にリラックスし脳内は常にアルファ波で満たされている。

その状態は非常に脳を無防備にし潜在意識へと直通に情報が流れ込み、そこからのアウトプットも容易となる。

   *

現在私はセブの現地大学でフィリピン人に日本語を教えているが、それと平行して日本人語学留学生へのアドバイスも仕事として行っている。

大学内外を含めるとこの3年で延べ600名を超えるフィリピン人に日本語を教えた。

当然才能のある人ない人、やる気のある人ない人など様々だった。

一方日本人の留学生との接触は7年前から通算し、1000人を超える。

フィリピン人と同様人によって差がある。

両方とも母国語以外の外国語を苦労しながら学ぶという立場は同じだが、単純に比較してみるとフィリピン人の方が言語習得能力が高いように思われる。

私の教え方が上手いという事もあるのだろうが、概してフィリピン人は記憶力が良い。

それは日々の脳の使い方とマインドの違いな気がする。

歌と踊りと洗濯の国では、新しい歌が出るたびに速攻で耳コピし、踊りながら歌う。

カラオケに行くと5時間位歌い続ける。

歌の頭に入れるのと同じシステムで無防備な右脳へ新しい情報を放り込む。

その情報とは単なる音だ。

犬や猫の鳴き声やジプニーの音と同じ意味のない音として流し込む。

日本人との違いはそこだ。

日本人の大人は音を音として扱えない。

音に理論がが伴わないと気が済まない。

フィリピン人は音を音として単純に流し込むという作業をほぼ毎日やっているので、音としてとりあえず頭に入れることが苦も無くできる。

そのままにしておくと、たんなるガラクタ情報だらけのHDDと同じだが、そこをトレーニングで理論とタグ付けするのが私の役割だ。

右脳に直接入れてそれからタグ付け。

 

 

日本人が英語上達しない理由はわかりやすい。

日本の英語教育制度というより、社会構造自体が英語下手を作っているような気がする。

右脳の特化すると生産性の無いたんなるガラクタ情報となりやすい。

左脳に特化すると記憶に頼る部分の大きい語学習得では大きなディスアドバンテージ。

日本とフィリピン、何事もやはり足して割るのが丁度良いようだ。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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