フィリピン人にとって時計は単なるアクセサリーに過ぎない。
今何時かというよりどのブランドの時計かという方が大切だ。
公共の壁掛け時計。
バッテリー切れで止まっていても誰も気にとめず平気で数年間放置される。
それだけ時間を気にしない証拠だろう。
仕事の面接も遅れて来るまた来ないというケースが非常に多い。
時間をきちんと守る事で信頼が始まる日本人にとって非常に修行的場面だ。
16世紀スペインに侵略されるまで時間の概念は無く、朝(ブンタッグ)、昼(ウッド、ハポン)、夜(ガビ)で十分。
そんな環境で仕事なんかすると即破滅的。
特に日本人が顧客でフィリピン人ワーカーを使うのはスーパー難儀だ。
板挟みの刑。
何かと逆方法へ向かおうとする人種を引っ張るには10倍エネルギーが要る。
やはりフィリピンは観光または投資する場所で仕事しながら住むには辛い。。。
昨日はジェンの誕生日だった。
私の記憶が正しければ23歳になったはず。
「Happy Birthday 23 years old 」
「Umm May be 22」
私が怪訝な顔をするとジェンは指を10本出して一生懸命数え始めた。
きっと正解へは至らない。
「ところで、何年生まれ?」
「1993年」
やっぱり23歳だった。
20代前半で既に自分の年齢の認識があやふや。
私はその事を「不思議の国のジェン症候群」と勝手に名付けた。
フィリピン人の平均年齢が23歳だと言う一般的統計も実に怪しい。
私の見聞だと18歳前後が妥当な気がしてならない。
そうえば大学の私の生徒達も歳がバラバラ。
その理由は小学校への入学年齢が超適当だということ。
一応小学校には6歳で入学するように決まっているらしいが、親と先生が自分たちの都合で勝手に変えてしまう。
法律や規則が全く機能しない風習だ。
その日の自分次第。
弁護士、ドクター、語学留学の先生、マッサージ嬢含めフィリピンは全てアタリハズレの世界になっている。
さて、昨日がジェンの誕生日だったが、ホーリーウィークのため本日誕生日会をすることになった。
さて、そろそろ誕生ケーキでも買いに行ってくるかのぉ。
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