5月9日は大統領選挙。
セブの街は選挙公示最初から土手流手氏一色の様子。
DU30Tシャツ。
投票日に着て行く為の勝負服を買うセブ市民。
売れ筋の土手氏のシャツだけ売られているのが特徴的だ。
DU30よろこび組 Mocha girls
なんだか発想が北●鮮とかぶってしまう。。。
ボロボロの靴を履き、貧困側の人間だという事をアピールしている。
わざとらしさを完全に通り過ぎている。
1億人を超える国民の過半数は貧困層と呼ばれる。
そんな茶番に気が付かない人々は救世主が現れたとすっかり信じる。
信者は土手キャラのリストバンドをつけドリンクを飲むのが旬。
タンバイの集会所になっている近所のパン屋。
スタッフは全員土手派。
悪気の無い顔で売り物のパンを普通にかじりながら仕事をしている。
Q:なぜ売り物のパンを食うのか?
A:そこにパンがあるから。
まるで崇高な登山家のような達観したマインドだ。
自分の物と他人の物の区別はうすうす0.01mm。
そういえば先月マクタン空港の某カフェで150ペソもするチーズケーキをスタッフが無雑作に掴んで口に入れたのを見た瞬間金を払う気がなくなった。
なんとかしてくれ。。。
土手氏に関してしたり顔で単なる危ないパティオン者だと言う人がいるが、それも時代のタイミング次第なのだろう。
よく引き合いに出されるのがローマ帝国の独裁者カエサル。
日本の歴史教科書では単なるキチガイ扱いされているが、ヨーロッパでは100年以上続いた内乱を終焉させ、元老院という腐敗の巣を駆逐で高評価。
チンタラやっていたら100年以上かかる仕事を一瞬で終わらせた感じだろう。
元老院から利権を丸ごと奪ってお釣りを庶民に配分してみたダケでもヒーロー扱いされた者勝ち。
今のフィリピンは私利私欲の権化が集まった寡頭政治そのもの。
土手氏とカエサルの共通点は庶民派という点。
カエサルは貴族の既得権を破壊し、農地を開放したが、もし土手氏がなった場合はどう動くのだろか?
結果的にカエサルは志半ばで暗殺されてしまう。
保守派によるクーデーター勃発の予感。
きっと激動の2016年@フィリピン。
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