タンバイも眠る丑三つ時。
まるで映画ダイ・ハード並の激しい爆破音で目が覚めた。
窓からそっと外を覗くと物凄い勢いで火柱が立ち登っていた。
ガードハウスへ電話すると超眠たそうな感じでSige Sige と言っただけだ。
俺のビサヤ語通じなかったのカモ。。。
一体何が燃えているのか確認しに外へ出てみると路上に止まっている車が爆発炎上した様子。
火災現場から50m程度の距離に立っていても熱さが伝わってきた。
しかしこの状況で誰も気が付いていないのか誰も出てこなかった。。。
フィリピン人の”I don't care”ぶりはある意味天才だ。
二度目の爆破が起こった瞬間消防車が到着した。
思ったより早いやん
ビーサン短パンでまるでビーチにでも行くような恰好のチノイな消防士が降りて来た。
内山君に似ていた。
内山君はその恰好で燃え盛る炎の方へユックリと歩いて行った。。。
普通熱いだろう。。。
そしてそのまま炎の中に姿が隠れたその瞬間”パン”という破裂音がした。
その瞬間、
熱ちぃ!
Init!(イニット)
たぶん内山君の声だ。
しかし、なんていうかビーサン短パンで火傷したら労災というより絶対自己責任だろう。
内山君たちの活躍で鎮火し、B級ビレッジに平和は戻った。
ひょっとして左足をやられたのかしきりに触る内山君。。。
時計を見ると既に3時を回っていた。
それから私は安心して眠りについた。
朝ジョギングに行く途中現場を見てみると香ばしい匂いのまる焦げサキャナン(車)があった。
ほぼフレームだけになり車種も分からない状態。
全焼全壊。。。
エンジンはまるで焼き魚のようだ。
レーシングカーのように簡素な感じ。
余裕で椅子とか無くなっている。
しかし、深夜これだけの出来事があっても誰も起きて来なかったフィリピン人って凄い!
天才!
素敵!
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