日本の生活はよかった。
海外へ出てしまった100%の日本人がそう思うだろう。
しかも私の場合何の因果か移住した先がフィリピンだった。。。
人間は失ってみないとその有難味が分からないシステムになっている。
蛇口ひねると当たり前のように出てく暖かいシャワー。
家賃2万円とかのアパートでも水しか出ませんという所はないだろう。
私は一度も温水シャワーが無くなったら。。。といった想像をしたことすらなかった。
きっとそれが正常な日本人だ。
もしもの事ばかり心配していたら不安症候群とかいう病気にさせられてしまう。
【朝から修行の水シャワー】
27歳の時、薄給にもかかわらず責任のあるポジションの置かれプレッシャーに押しつぶされそうになった。
たまたまテレビで見た滝に打たれる修行のドキュメンタリー番組。
”これや!”
さっそく翌朝から気合を入れる為に朝から水を浴びる事にした。
その結果恐ろしいことが。。。
週間SPAに下記の記事が載っていたので私の体験と比較してみたい
1.目を覚まし、一日を快適に過ごせる
「冷水シャワーを浴びると自然と呼吸が深くなり、酸素を摂取する量が増加するので、脳を刺激してコーヒーを飲まずに目を覚ます効果があります。特に、冷水ではその効果が高い。同時に、血液が臓器に流れ、血の巡りが良くなり、適度な運動をしたのと同じような効果もあります。化粧品メーカーのマックスファクター社による調査では、女性およそ1,000人のうち90%以上もの人が、朝にシャワーを浴びることで1日が快適になると答えています」
これに関して全く異論は無い。
まず、朝から冷たい水を体に浴びせるのはかなり勇気がいる。
だからドキドキして水浴びる前からとっくに目が覚めてしまうのだ。
冷水の場合、反動で血液循環が活性化し体がポカポカしてくるのは本当だ。
地下鉄に乗る頃には臨戦態勢が整った。
2.代謝を高め、脂肪を燃焼する
「冷水シャワーは新陳代謝を上げ、中性脂肪を貯蔵する『白色脂肪』ではなく、エネルギーを燃焼させる『褐色脂肪』を刺激するため、脂肪燃焼の能力が高まります。首周りや鎖骨周辺にある褐色脂肪は、若者や痩せている人に多く、体重でどれくらいの割合か決まります。北欧の科学者による研究では、カラダを冷たい水にさらすことは褐色脂肪の代謝率を15倍も高め、毎朝冷たいシャワーを浴びれば、年間およそ5キロの体重を減少させると言われています」
私の経験のケースはここが真逆だった。
食事も含め朝からドキドキしながら水を浴びるという事以外生活変化はなかったのだが、3カ月もすると65キロの体重が70キロオーバーに。。。
理屈で考えれば新陳代謝が良くなって痩せそうなものだが、個人的人体実験の結果激太りしてしまった。
なぜ???
シャワーを浴びると体が冷える。
動物のもつ環境順応性は寒さから身を守るために脂肪を体に蓄える。
だから寒ブリは脂コッテリうみゃ~。
人間環境に適応するように出来ている。
水泳選手はマラソン選手に比べデブ系が多い。
それは毎日何時間も泳ぐうちに水に浮きやすいからだを作ろうとする。
脂肪があると浮くための作業が必要なくなるので水泳選手としては楽だ。
私は水シャワーのお蔭で健康的に太った。
生命体としてけして悪い事ではない。
ただ、この水シャワーを痩せるために使うのは危険な気がする。
健康的に太りたい人には超おすすめ!
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