バイリンガルは思考が薄い!?
これは先日ある大先輩から聞いてしまった残酷な現実だ。
1000人近いフィリピン人スタッフを雇用する会社を30年近く経営している。
彼の洞察力はいつも的確に本質を射抜く。
私のような凡人はあとから痛い経験を通じてジワジワと分かる感じだ。
「お嬢さんとは何語で話してるの?」
「私は日本語ですが、他はタガログ、ビサヤ、イロンゴ、英語のミックスです」
セブなのに近所で付き合いのある家は全部タガログ語。
ティムとジェンはイロンゴと英語で話しかける。
カワイイちゃんの彼氏がチャキチャキのビサヤっ子。
今更だがチャキチャキってなんやろ?
その話をすると一般的に日本人は「素晴らしいバイリンガルな環境ですね」という反応になる。
私もまあそうなのかなと否定する感覚はなかった。
単一民族で日本語しか話さない日本人にとって単純にバイリンガルは宇宙人。
とても特殊で輝いて見えるのだ。
ダブルリミテッドがやばい
しかし、そのことが物凄く気になったのでネットで調べてみたら出てきまくった。
どうしよう。。。
ダブルリミテッドと呼ばれる恐ろしい現象。
英語と日本語ミックスのような中途半端な環境で育つと思考が浅い人になるらしい。
アメリカではこのことを大きな問題として捉えられている。
・「人間は言語によって思考しているので、自分の辞書にない言葉はその概念自体も理解できない」
要するに「言葉をしらなければ、中身もわからない」
以前大学の職員室である教授にお願いしたことがあった。
「次の文章をビサヤ語にしたいのだが、センテンスを作ってくれない?」
”語学は最高の財産。お金は盗まれたら終わりだし、建物は大地震で倒壊したら終わり。でも語学はパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ぬまで失う事のない最強のもの”
授業が始まるときにビサヤ語で生徒達に言いたかったセリフ。
だが、二人の教授が腕を組み難しい顔をして考え込んでいる。
ん?そんな難しい文章じゃないけどな。。。
そして彼はキッパリこう答えた。
「モトボサツさん、これビサヤ語で表現するのは無理」
・8歳から10歳までの間に人間の語学中枢は完成するので、それまでに母国語をしっかりと作るべきである。
・母国語以上に第2言語は上達しないので、母国語のレベルが低いと第2言語はもっと低い。
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10歳までにビサヤ語という三輪車レベルの言語で育つとやばいということだろうか?
言葉のレベルがその国のレベルを作ってきたのは日本人とフィリピン人を比べると歴然とする。
母国語以上に第2言語発達しないという事は、フィリピン人の英語は現地語以下ということなのか?
富裕層の親は子供を高級な私立学校へ入れてビサヤ語に触れさせないようにする。
それは単なる格好つけではなく言語脳科学が根拠となっているのか?
この国で子供を育てるのが怖くなってきた。
スペインと土人文化の融合はやばい。
ところでスペイン人って13時から16時までシェスタ(昼寝)するってほんとうか?
きっと皆で寝れば怖くない。
10歳を超えて新しい言語を覚えるのは本当に苦労するが、実は思考の部分での恩恵を無視できない。
日本語なら日本語、英語なら英語で統一することにより言語に基づく思考力は高度に成熟するのだろう。
うーん、やっぱり私も家の中では英語で統一しようかな。。。
今本気で考え中。
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