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元語学学校の先生がシツコイのだ

投稿日:2016年10月10日 更新日:

god-father私の最も好きな映画の一つゴッドファーザー。

多くの人が愛する不朽の名作だ。

さりげないがとても深いメッセージがたくさん散りばめられている。

いわゆる噛めば噛むほど味の出るスルメ映画だ。

”人の上に立ちたがる人間ほどろくなもんじゃない”

それは昔々、私の師匠がボソっとつぶやいた一言だった。

そう、この映画は”人の上に立つべき人間がちゃんと立っている”ところが人々の拠り所となり今も生き続けている根拠だろう。

私の心に突き刺さっているシーンの一つ。

ドンヴィトコルレオーネの娘の結婚式に参列者がたくさん訪れる。

彼らの目的はヴィトの力にすがることだ。

しかし、普段滅多に顔を出さない男の嘆願にこういった。

「お前は頼み事する時だけここにやってくるのか?」

しかし、彼はヴィトは懐が広い。

今後は真のファミリーの一員となることを誓わせて願いを聞き入れる。

古来より日本でも困った時だけ突然近寄ってくることを恥じとしている。

困った時の神頼みとか苦しい時の神頼みとかいくつか言い方があるようだ。

ところで、フィリピンで生活すると困った時の神頼みが非常に多い。

世界で最もフェイスブックを愛する国フィリピン。

しかしろくな使い方をしていない。

定期的に自分のキメ顔をアップするだけ。

鏡よ鏡、鏡さんこの世で一番美しいのは?

こちらが何か訪ねても面倒くさい時は完全まる無視。

そのフェイスブックを使って自分の用事のある時だけ突然連絡が来る。

8年前ぶりに連絡の来た元語学学校の先生C。

その後どこかの語学学校のヘッドティーチャーになったらしいがいつのまにか英語講師は辞めてネットワークビジネスをやっているようだ。

ぜひ日本人を配下に入れたい。

そんなわけで私に対して集会への誘いが来た。

ゴッドファーザー側の人間としてそんな虫の良い話に乗れるわけがない。

日頃のお返しとばかり完全無視。

すると、なぜ返事がないのか?

ちゃんとメッセージ見たのかと物凄くシツコイ。

いま日本もフィリピン化してきていると言われている。

フェイスブックで形だけ知り合いになった日本人は多い。

どんな人が分からないが、その見切り発車は現代社会として避けて通れない部分だという理解はある。

突然、セブについて知りたいことがあると、何の前置きもなく要件だけぶち込んでくる日本人が割と多い。

これがネット社会の影。

顔の見えない特性から礼儀とか実態のないものを超えて自分本位がとことん許される世界。

私も一応ある程度理解しながらSNSを使っているので、平常心を乱さないようそれらしくドライに対応している。

人間関係より純粋に利害。

しかし、ゴッドファーザー側の人間するとその努力は直ぐに破綻してしまう。

フィリピン人の気質はネットワークビジネスに向いていると言われる。

自己都合と利害だけを純粋に求め、相手が親兄弟でも関係ない。

ある意味商人として物凄い資質?

しかし、本当の商売は物を売るのではない。

自分を買ってもらうのだ。

この人から買いたいと思ってもらってこそ商人冥利に尽きる。

ネット社会で急速に壊れゆく人間関係。

最後の砦をどうやって守っていくか?

それがゴッドファーザー側の意地だ。

ああ、またこんな事言っているとまたガヒッ(かたい)とかロロ(ジジ)臭いと言われるやろうね。。。汗

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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