フィリピンの美談ってどんな?
ドゥテルテ大統領で一躍有名になったダバオ市で起こった感動ストーリーがフィリピン中で話題を呼んでいる。
どれどれ、私もぜひ心の琴線に触れまくり、涙腺崩壊させようじゃないか!!
ダバオ市の携帯ショップで働く心優しいApple Jane Cardenasさんの店にみすぼらしい姿の男性老人客が現れた。
写真でみる限り年の頃はそうさのぉ、56歳位か?
フィリピンだと既に老人扱い。。。
しかし、記事の冒頭でPoor manという書き出しで始まっているが、わりと普通。
その辺にいくらでも居る感じだ。
Apple Janeさんは、その男性が困っている様子を見て、既に並んでいた他の客をすっ飛ばして対応した。
「他の客って怒ったりしないんですか?」
日本だとえこひいきは公共福祉を乱す行為としてコンプレインの対象になるが、フィリピンは全然ダイジュブ!
常に超アンフェアアドバンテージの国なのだ。
VIP待遇をしたほうもされた方も互いにハッピー。
だから、常にどうやったらスタッフからえこひいきされるかを研究する価値がある。
テクとして一番簡単で確実なのは、定期的に食べ物を提供することだ。
うちのティムはビレッジ前にいるCITOMのおっちゃんに定期的にお菓子とかあげている。
私もチキンのモモの部分をあげたことがある。
だからアミーゴはタグ付けされ、どんなに渋滞してても、列を分断して通してくれるのだ。
フィリピンに来てよかったと思える数少ない瞬間だ!
「Kuyaaa. Salamat kaayo!!」
その話、イラッとして感動できない。。。
その貧しい男性老人客は一丁前に1399ペソの携帯を欲しがったが、生憎1000ペソ1枚と20ペソ2枚しか持ち合わせていなかった。
Apple Janeさんはもっと安い商品を勧めたが、その男性客は1399ペソの携帯スクリーンがどうしても気に入り、それを欲しがった。
オカニが無ければCDR-KINGに行け!
携帯400ペソ未満でたくさん売っとるばい。
自分の子供にぜひその携帯を使って電話をかけたいと語り始めたらしい。
どうせフェイスブックしたいだけじゃろ?
私はこんな風にこの記事を読みながらイライラっとしたが、フィリピン人の受け止め方は180度違う。
この貧しい老人のために周りにいたフィリピン人達は20ペソ、100ペソと次々とカンパし始めた。
更にシムカードまでプレゼントする客まで現れた。
心温まる話だと書いてあるが、全然感動しないどころかイラっとしてしまう私は修行が足りないのだろうか?
ちなみに、ヒロインであるApple Janeさんのfacebookはここ。
本人も記事をアップしてその客との思い出を語っている。
一応ブログネタとして使わせてもらったので”いいね”を押させてもらった。
果てしなく謎の国。。。
普段、どっちかというと1040ペソなのに1399ペソですとか言われたり、ちょっとでも先に支払ったら、貰ってないとか言われる事が多い。 ▶ぜひこちらの記事をご覧ください
フィリピンって優しいのか冷たいのか、果てしなく謎の国だ。
やはり、心の琴線の質が決定的に違う。
おしんや火垂るの墓に感動するには100年早いのか?
しかし、貧しい人へ施すストーリーにやたらと感動したがる習性があることは確かだ。
そして、そのためには反社会的なまでに大胆なアンフェアさが実行される。
結局、フィリピンを楽しむには、いかにアンフェアなえこひいきを受ける側になるかということだろう。
さて、そのテクをまたかき集めてまたブログ記事にしてみるかな。。。
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