虫の知らせ
私は昔からチリみたいな不安材料を拾い上げる癖がある。
そして、その嫌な予感が的中しやすい。
いわゆる虫の知らせに敏感なようだ。
世の中、知らない方が良いことばかりなので、正直困った才能だ。。。
今回の虫の知らせが現実のものとなってしまったのは1月2日の午後3時頃。
実は家族ではなく、タンバイ男へ送金していたジェン
もともとカワイイちゃんの子守担当のジェンがバコロドへ戻って普通の女の子になりたいと言い出した。
病気のお父さんが心配で恋しくて仕方がないと泣いていた。
もろ分かりやすい猿芝居だったが、この際ヤヤをチェンジする良い機会だと言うことで代役を探した結果クリスタルというエキセントリックなのがやってきた。
今更言うのもなんだが、引継ぎは一切ないほうが良いと提案したのだが、ティムはダイジュブダイジュブと全く気にしなかった。
嫌気がさして辞める人間に新しく来る人間を一秒でも接触させないようが良いかと思ったが、面倒臭いのでフィリピン人の事はフィリピンに任せようと放置してしまった。
しかし、引継ぎ期間中にクリスタルが、別れたはずの?旦那と得意のフェイスブックでよりを戻し、帰りたいと言い始めた。。。
泣きながらここしかないと言ってたのはどの口か?
私の中途半端な温情というか希望的観測が裏目に出たフィリピンあるあるの典型的ケース。
だからジェンの給料を1000ペソ上げるという条件で暫く続行して貰うことになったのだが、そのジェンがバコロド滞在中にバックレた。
フェイスブックで知り合ったと思われるタンバイの元へ走ったからさぁ大変。
それが分かったのが昨日の午後3時頃。。。
バコロドに到着すると、家族のところへ戻らず直接タンバイ男の待つ所へ行った模様。
やはり”病気のお父さんが”という主語は作り話の代名詞なのだ。
クリスタルの証言によると、毎日そのタンバイ男に携帯のロードを送ってあげていたとか。
更に、家族へ送っているはずのオカニは全部そのタンバイに送っていたとかで、ほぼ1年間家族は受け取ってないことが判明。
私の財布から2000ペソが消えたいきさつが見えてきた気がする。
嫌な予感が的中
実は、私は”ジェンはセブへ戻らないのでは?”と嫌な予感があった。
予感というよりも確信的な胸騒ぎがあった。
ただ、ティムに言ったところで裏は取れず、取り越し苦労を願って何も言わなかったのだが、やはり今回も虫の知らせが的中してしまった。。。
結局ジェンもクリスタルもタンバイ男に狂わされる運命なようだ。
タンバイ最強伝説!
しかし、その男には他にもババエが居るってことをアホだから気が付かないのだろう。
そうやってフィリピンという国は無造作に大量のシングルマザーが放出されるシステムとなっている。
鬼はそと、福はうち
ワナワナ震えながら激怒するティムに私は落ち着いてこう言った。
「バッドラックに出て行ってもらう良い機会やろ?」
元々、ジェンの嘘つき癖は病的で、まるで永谷園のお茶付けでも食べるようにサラサラサラっと嘘をついてしまう。
これは教育でどうのこうのできるものではないと悟った。
しかしながら、カワイイちゃんも無事に成長し、公園でケガした経緯なども自分である程度説明できるレベルになっている。
あと1年もすればもうリスク負ってまで変なベビーシッターを雇う必要はないだろう。
ジェンのセブ戻りのチケット3000ペソ、給料の前払い4000ペソ、あと私の財布から抜いた2000ペソ、合計9000ペソの損害だが、それは追わない方が良い。
セブで出会った日本人の先輩から以前こんな事を学んだ。
彼は金を貸した相手に決して催促をしないという。
なぜなら、借りた金を返さない奴は自分にとって運の悪いやつだ。
そして、当然借金を返す気はないから、二度と向こうから近寄ってこない
まさに鬼はそと♪
そうやっているうちに自分にとって福の神だけが残った。
自分にとって運の悪い人間を切って行くことが幸運を引き寄せる手段なのだ。
これは人生普遍の哲学だと思いながら有り難く聞いた。
きっと20年経ってもフィリピンという国に振り回されるのだろう。
泣きたくなるアウェイ感が消えない。。。
ジェンがどうのこうのというよりも自分の甘さに苛立つばかり。
鬼はそと、福はうちマインド。
これはきっと人生の応援歌だ。
さて、気を取り直してヤヤ探しを開始するか!
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