2009年、セブのジャングルを飛び出し、コリアン経営の語学学校へ住み込み居候した。
セブ最凶と言われるカルボンマーケットの入り口に位置し、ミュータントが闊歩する世紀末な雰囲気漂うダウンタウンのど真ん中。
朝昼晩コリアン料理で夜7時には決まって微妙に下痢する便秘知らずの日々。
きっと強烈なニンニクのせいだったと思う。
2009年頃のフィリピン留学といえば、飯マズ、亀インターネット、ほぼ水シャワーの三修行な世界で、
日本人留学生はビクティムの象徴。
乗っていたエレベーターが7階から3階付近まで落ちたこともある。
単に生きていること自体が非常に新鮮で素敵に感じた日々。
他人がどう言おうが、私には天国だった。
窓の無い部屋だがエアコンがあり、鶏の声もわりと少な目。
何をするにも野たれパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ぬのも自由。
自由とは諦め。
そして何かを捨てること。
日本の学歴、資格、職歴、賞罰なんて全て関係ない怪しい盗難アジアの一角で一人生きる。
捨てることは怖いことだが、実は最も素晴らしい世界への扉なのかもしれない。
ビサヤ語や英語を習得するかどうかも自由な選択だった。
べつに話せなくとも何とか生きていけたと思う。
しかし現地と同じ次元へ溶け込みたかった。
ダウンタウンブレードランナー時代から7年経過し、今では年間3万人を超える日本人留学生がセブへやってくる時代になっている。
縁あってこれまで多くの留学生と接してきた。
「40歳まで英語が話せませんでした」
その事を挨拶替わりにしている。
聞いた方はけっこう喜ぶ。
そりゃ、帰国子女ですとかアメリカに住んでましたとか言われるよりずっと親近感が得られるだろう。
しかも、この人に出来たなら自分ならもっとイケるかもと希望さえ持てるシステムだ。
そして、多くのケースを見ているうちに外国語習得の早い人のたった一つの条件に確信を得た。
それは。。。
”日本語が上手い”
日本語で上手く会話できる人は英語も結局上手く話せるようになる。
どんなに文法知識があったり、単語を沢山知っていても、他人とのコミュニケーション自体が苦手だと会話になりようがない。
まず自分が日本語でちゃんとコミュニケーションをしているかどうか。
このことを顧みずに留学に来ても効果は薄いと思われる。
SPEAK ではなくTALK。
単にペチャクチャおしゃべりという事ではなく、話し上手とはどういうことか?
昨年12月31日に次のサイトへ寄稿したのでぜひご覧ください。
~ 私の記憶に残る美女シリーズ ~ 会話の達人から学ぶ魅惑の3原則
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