携帯電話の使えない二日間。
一夜あけてセブに住む日本人の悲痛な悲鳴が沢山聞こえきた。
フィリピン人からの苦情は全然聞こえてこないが。。
携帯のシグナルが無効ということは、それに付随した3Gや4Gを使ったサービスも自動的にオフライン。
カード端末って今は携帯電波使って通信する
そうで、そのためカードは使えません議会で決議して電波を止めたならまだしも、数人の
独自の思いつきで、重要インフラを停止出来る
のがありえない。いろんな補償関係はどうなっていくんでしょうね?
なんでも携帯フィリピン。
最重要事項の伝達ですら個人のケイタイテキストでチャカチャカ済ませようとする。
テキスト送ったら仕事終わり。あとは知らん。
唯一のライフラインが携帯という強依存ぶり。
主な携帯の使用内訳がフェイスブックやラブセージでも、病気やケガ、不意のトラブル等で助けを呼べなくてパタイ(人間の最後に訪れる儀式)んだ人とか結構いるのではないだろうか?
携帯=テロツール?
シングルタスクな右脳で瞬間的にだれかが判断したのだろうが、これで大問題が起こってもだれも咎められない責任者のいない国。
それと同時に正義もないのだが。。。
フィリピン人の大半は基本的に文句を言わない。
なぜならそれで遅刻しようが、何か損害が起きても個人的に責められなることがないからだ。
客のニーズがサービスの質を向上させるので、フィリピンが成長するのは客のレベルが上がる必要があると痛感する一幕だろう。
2010年へ逆戻り
スマホが市場を賑わすようになったのが2010年。
私はその頃マニラで生活していた。
丁度、マニラで出会った若い日本人がIphoneを得意げに使っており、GPSを使って現在地を表示するなど、まるでSF映画でも見ているようだった。
「今、日本ってそんな時代になっとるとたいね。。。」
既に浦島太郎状態。
「ま、俺には関係ない世界やね」
その時はとくに欲しいとも思わなかったし他人事だった。
しかし、それから急速にフィリピンでもスマホが当たり前になってくるとスマホアプリが無いと世間についていけなくなる。
ジャングル生活なら生活できたのだが、いったん山を下りると社会生活とやらを余儀なくされる。
そして、ついにスマホという毒リンゴを食らってしまったのだった。。。
一度食うとそれなしでは生きられない体になる。
スマホに生活のアドバンテージを支配されるこの5年間。
視力は低下し、たった二日の電波カットオフで即非常事態。
スマホの奴隷となっている現状。
フィリピン。。。スマホが無いとどうなるか?
笑顔が集う朝マック。
普段は、きっと5名中3名は携帯の画面を見ながら同じ席に座っているだけだろう。
しかし、通信できないスマホではフェイスブックも見れなければラブメッセージも送れない。
フィリピン人は物凄くおしゃべりなので、携帯がないと息継ぐ暇もないほどしゃべりまくる。
まるで鶏小屋にいるようだ。
たった二日間だったが、スマホは人間関係を壊すツールだと再認識。
人間関係が壊れるという事は恐ろしいことで、まさに人類滅亡のターボチャージャー。
心の無い世界への扉が開く。
不便だが、束の間の人間らしさが戻った二日間だったかもしれない。
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