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【エンジンブロー】友よ静かに眠れ

投稿日:2017年3月14日 更新日:

先日セブのマンゴストリートでアミーゴの水温計が急上昇。

「ヤバい!オーバーヒートばい」

直ぐにエンジンを切り、惰性で20mほど走った。

ラジエターキャップから冷却水が噴き出す。

暫く放置して、エンジンが冷めたころミネラルウォーターをアミーゴに飲ませた。

一時的に復活したが、マフラーから白煙が見える。

「ガスケット抜けか?」

一般的にはどうでもよい話だが、エンジンは大きく分けると、シリンダーブロックとシリンダーヘッドに分かれる。

ヘッドガスケットはシリンダーブロックとシリンダーヘッドの間にあるシリンダーの気密性をキープするためのマットの様な部品のことだ。

ガス、オイル、冷却水が漏れないように密閉するための大事な役割だ。

これが劣化したり、無理な圧力がかかるとやばい。

ピストンとヘッドの間のガスケットが抜けた場合、抜けた箇所の圧縮が無くなり、圧縮ガスが冷却回路に噴出するため、ラジエータから大量の水蒸気が噴き上げます。同時にシリンダー内を経由して、排気側に冷却水の流出もあります。一言で言うと、「とんでもない重症」ですね。参照元

とんでもない症状とは。。。そう、エンジンブロー。

アルファベット表記だと「Engine Blow」。

Blowと聞いて瞬時にJobを続けて連想するパロパロ兄貴はフィリピン関係者の中に多いと思うが、Blowの意味は吹く,吹き出す,(馬が)息を切らす の意味。

主にエンジンのヘッドガスケットが抜けてガスや冷却水が噴き出す症状が一般的。

そして、ショップでエンジンチェックするとやはり、ヘッドガスケット抜けでさらに、ラジエターも取り替える必要が出てきた。

とりあえずざっとした見積もりは3万ペソ~。

しかし、それは3万ペソで完璧に修理できる保証もなく、最終的に5万ペソの請求となる可能性は十分ある。

そして、修理したはずの車が3日後にはまた白煙を吹くフィリピンクオリティーを知っているので、エンジンごと乗せ換えるか、廃車にするかの2択だ。。。

丸6年間、フィリピンの交通バトルで闘い続けてくれたアミーゴだが、この辺で永眠させようと思う。。。

ショップから一度引き上げて綺麗に車体を磨いてお礼とさよならを言いたい。

友よ静かに眠れ。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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