フィリピンには「アホですか？」と言いたくなるような掲示板が結構多いが、キャツ等はガチで本気だ。
例えば、このKFCの看板。
英語じゃなくタガログ語で書いてあるところを見ると、ディープ系ローカル客への注意書きだ。
冒頭の「PAKIUSAP」はお客様へのお願い。
直訳するとこんな感じだろう。
「どうか、グレービーをスープとして利用しないで下さい」
普通に読むと意味不明。。。
まずはフィリピンの食文化の理解が必要だ。
グレービーとはグレービーソースの事で、海外のＫＦＣではわりと普通にトッピングとしてかかっている。
日本のＫＦＣでも大昔は存在していたようだが、まったりとしてそれでいてしつこ過ぎるとの理由で消滅してしまったと聞く。
私の故郷長崎にもＫＦＣがあり、割と通っていたのだが、グレービーソースの事は全く記憶にない。。。
そのグレービーソースをスープとして利用？
その体に悪そうな高濃度なソースをスープとして飲むのか！？
フィリピンではスープは基本的にそのまま飲むものではなく、ライスの上から垂らしてお茶漬け感覚で食べるためのものだ。
セブのアヤラのＫＦＣのグレービーソーススタンド。
まるで井戸水のように溢れる寸前まで容赦なくガシガシ汲んでいるフィリピン人客の姿を盛んに見かける。
スープとして使うなと言われても、こんな汲み放題になっていたら、際限なくやるだろう。
そして、デフォルトのグレービーソースはチキンに使い、このポンプのやつはごはんにジャバっとかけて胃袋へ流し込む。
強烈に喉が渇くので必殺のコーラで現実逃避！
しかし、使い放題システムにしておいて、使い過ぎるなとはこれ如何に？
一体何がしたいのか不明なのがフィリピンの華。
ティムが初めて日本のファミレスに行って飲み放題のドリンクバーを見た時に驚愕していた。
「フィリピンにコレあったら絶対ヤバいね。絶対店潰れるよね（汗」
確かにフィリピンにファミレスがあったらヤバいだろう。。。
まず絶対にやるのが、一人分だけ注文して10人位で一気に飲み干す。
やるなと書いてあっても絶対やる！
終いにはコーラを大型の水筒に入れて持ち帰るだろう。
やはり、あのファミレスのドリンクバーは日本だから成立するのかもしれない。
さて、クレービーソースかけごはん。
ウミャ～と思えばあなたはフィリピン1級！？
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