ダウンタウンとアヤラを往復する14Dというジプニーに乗った。
ジプニーの中はまるで時が止まったように独特な雰囲気を持つ。
乗ったら最後やることが無さすぎるので、身の回りにいるフィリピン人を観察するしかない。
11時の方向に年季の入った青いエコバッグを持った女性が座っていた。
歳の頃はそうさのぉ27歳くらいか。
まるで子犬を沢山生んだばかりの母犬のようなダブついた脇腹が印象的だった。
彼女の持つエコバッグが何となく気になった。
日本語が書かれている!
シクナビ?
どういう意味か?
その日に残された能力を全部使い果たす勢いで物凄く考えた。
「Unsa na? それって何だ?」
心の中で何度もつぶやいた。
上の白い帯の所に・・CRUITと見えた。
は!?
リクルート?
ひょっとしてシクナビじゃなくリクナビか!?
暑さで溶けかかった脳味噌に稲妻が走った。
エコバッグに描いてあるオタマジャクシのようなマークの記憶もついでに蘇った。
暇すぎるジプニーの中。
事件解決に独り喜んだ。
リの左側の棒の一部分が摩耗し、それがシに一瞬見えていたのだ。
【使用前】
【使用後】
想定外にスッキリした。
しかし、そのエコバッグは一体どんなルートでこの女性の手に渡ったのだろうか?
無造作に持たれた青いエコバッグの来歴に思いを馳せた14Dの車内。
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