うちのカワイイちゃんも3歳になり、午前中2時間だけ近所の幼稚園みたいなところに通い始めた。
月謝は3000ペソ。
日本からすると激安かもしれないが、月収1万ペソ未満が平均の国で、3000ペソを幼稚園みたいな所に出せる家はちょっとしたオカニモチな部類に入るのかもしれない。
子供の世話をするメイド(ヤヤと呼ばれる若くて田舎臭いフィリピーナ)が付き添ってくる子供が多い。
うちに来たジュビ(反政府ゲリラの郷サンボアンガ出身25歳)もカワイイちゃんの付き添いで毎日その幼稚園みたいな所へ行っているのだが、そこでヤヤ友達が出来らしく、週末にそいつらと遊びに出掛けるようになった。
だいたい日曜日にダウンタウン界隈をブラブラし、最後はサントニーニョでお祈り。
若いフィリピーナにはよっぽどタンボックかトンボイでないかぎり、彼氏は居る。
先日、聞き耳立てるつもり全然なかったのだが、夜ジュビが興奮気味にティムに話していた内容がフィリピンあるあるだった。
その日、ジュビと最も仲の良いヤヤにコロンのジョリビーで奢ってもらったらしい。
タンバイな彼氏と二人の子供がいるらしいが羽振りが良く、どうやら外国人のカモがいて毎月送金があるらしい。
もうそんな話をいくら聞いても心の針はピクリとも振れない。
ジュビの彼氏が今度クエートに出稼ぎに行くことになったらしく、自分も外国人のカモを探そうかと冗談半分に言っていたが、目の奥が本気そうだったのを見透かした気がした。
先日、某所で見覚えのあるフィリピーナが居た。
元語学学校の先生。
歳の頃はそうさのぉ26歳位か。
かなり日本人好きのするちょっと派手な顔をしている。
フィリピン人の旦那と子供が居るくせに日本人らしき男性に寄生し、そりゃもう家族ぐるみでガンガン吸い上げていた。
お、やってるね!
私は無言のエールを送った。
いたいけな外国人犠牲者?
いやいや、この国で過ごしているうちに、いつの間にかやられた方が単に弱かっただけという宇宙の真理を知ってしまった。
外国人のカモを持つフィリピーナはちょっとした成功者あつかい。
知り合いのきっかけから毎月の定額送金までのこぎつけ方。
そして、車と家を自分名義で建てさせたらゴールというライフプランナーとしてセミナーが開けそうだ。
私の調査によると若くして子供がいるフィリピン人は、シングルとか本人が申告してもタンバイな彼氏や旦那が普通に居る可能性が高い。
まずそこを回避するだけでも随分とリスクが減るだろう。
ジャブ代わりの有効な牽制質問はこれだ。
子供はいる?というYESかNOで答える質問ではなく、最初から何人いる?という質問をするとわりと素直に白状する。
× 子供いる?
Naa kay anak?
ナー カイ アナック?
◎ 子供は何人いるの?男の子?女の子?
Pila imong anak? lalaki ? babae?
ピラ イモン アナック? ララキ?ババエ?
もし本当に居ない場合は、Wala と言ってプリプリと尻を振りながら怒るので分かり易い。
しかし、ホント、日本人は世界一カモられやすいらしいのでご注意を!
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