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【人災】フィリピンのバカ野郎 2歳の子の死

投稿日:2017年8月15日 更新日:

午前1時、ティムの妹の娘が亡くなった。

享年2歳。

パタイ(人間の最後に訪れる儀式)因はPnumonia(肺炎)。

子供のパタイ(人間の最後に訪れる儀式)。

フィリピンへ来てもう何人の子供のパタイ(人間の最後に訪れる儀式)と出会っただろうか。

きっと日本ならパタイ(人間の最後に訪れる儀式)なずに済んだであろう。

いつもそう思ってはこの国の現状に絶望し、諦める道をやるせなくたどるしかないのだ。

しかし、深く沈痛な悲しみの中にもある種の怒りがこみ上げる。

無力な幼い子供をパタイ(人間の最後に訪れる儀式)なせた周りの大人たちへの怒りだ。

フィリピンのドクター。

高級車にMDという偉そうなドクター様ステッカーを貼り、無駄に偉そうにふるまうだけが仕事の似非ドクターたちばかりだ。

患者をまともに診察する能力もなく、ただ機械的に抗生物質と鎮痛剤のパラセタモールを処方するだけなら俺でもできる。

私がここへ来て真っ先に覚えた英単語の一つが皮肉にもPnumonia。

それだけ肺炎はフィリピンの国民病の一つといえるだろう。

ウォーキングデッド顔負けの不衛生極まりない環境。

投棄されるゴミ、中途半端な飼い犬がしまくる糞尿、それを拡散する大量のハエ。

そして触媒の機能していない濃い目の黒煙を吐くジプニー等が荒れた路面に積もる粉塵を巻き起こす。

無駄に多い無知で傲慢な人間がもたらす自業自得な自然界以下の世界だ。

2015年では年間28000人の幼い命が消えた。

ユニセフのデータによれば北朝鮮より子供のパタイ(人間の最後に訪れる儀式)亡率が高い。

子だくさんの国では沢山生まれて沢山パタイ(人間の最後に訪れる儀式)ぬ。

それが自然の掟だと言えば収まりも良いが、自然というより人災だろう。

人間の脅威に晒す元凶は人間が作っている。

排水溝はゴミ捨て場。

常にどぶ臭が漂う。

完全に出来上がった搾取システム。

1人の富裕層を80人の貧困層が支える完成度の高いヒエラルキーシステムがこの国を根底から腐ったまま民度的発展を妨げる。

ビサヤ語で最もポピュラーな言葉。

LUOY(ロオイ)。

可哀想という意味だ。

なんと無力で無責任な言葉だろう。

可哀想と言い放つだけで何もしない。

だから私はこの言葉を使わない。

無力な子供のパタイ(人間の最後に訪れる儀式)は親の責任でもある。

幼い子供を亡くした親に直接言うことはできないが、2歳の子供をパタイ(人間の最後に訪れる儀式)なせたのは適切な処置を取れなかった親の責任。

この国で子供を守るには、最大に父親として強く賢くなければならないと思いながら生活している。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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