セブ庶民の懐具合
ショッピングモール大国フィリピン。
スーパー、デパート、専門店、PC、スマホ、飲食店すべてがショッピングモールの中に格納され、多くの雇用を生み出している。
こうやって何かと独占的体制とっているのがフィリピンの特徴だ。
役所や公共料金を支払う窓口も入っており、モールへ足を運ぶ回数は日本の比ではない。
ところで、セブのモールで働く多くのワーカーの月収は7000ペソ~9000ペソの範囲といわれている。
セブで生活する日本人の家庭の平均月支出が5から7万ペソとするとその1/8程度で生きるなんてミラクルに思う。
それが田舎から出て来た長女であれば、その月収の中から家賃や生活費を支払い、その残りで田舎の親や出来の悪い兄弟へ仕送りをするのだ。
せっかく学費を払ってもすぐに妹本人または弟のガールフレンドが妊娠して学校を辞めたりするはお約束。
給料直前には財布の中には200ペソ位しか残っていないという。
だから給料の前借りはフィリピンの文化とさえなっているのだ。
何を食っているのか?
自転車操業スタイルのSMガールズの1食の相場は50ペソ前後。
しかし生憎SMの中の飲食店はやたらと高い。
安そうに見えるフードコートでさえライスにオカズ2つも付ければ余裕で100ペソを超えてしまうのだ。
彼女たちの食堂はSMの外にある。
ノースウイング側の道路を渡った所に露店食堂が並ぶ。
SMガールズの裏舞様子を覗いてみよう。
その殆どが無許可営業でもちろん税金も払っていないという。
店の制服を来たSMガールズたちが群がる。
無数に並ぶ露店でも人気店は品揃えが良く手際も良い。
この日はこのオバPの店が最も繁盛しているように見えた。
ライスとチキンをペプシで流しこみ一過性の満腹を得る。
フィリピンの庶民はスプーンよりキナモットと呼ばれる手掴みスタイルを好む。
その方が美味いらしい。
手掴み用のビニール製を装着し食事をするのはセブの風物詩。
日本人にとってはかなりエキサイティングなイベントだ。
また皿にもビニール袋がかぶせてあり、ビニールだけ交換し洗わず再利用する。
ビニール手袋と皿のビニールがその辺にポイポイ捨てられてしまうので、強い雨が降ると道端のビニールが排水溝をスタックさせ短時間で湖のようになるのだ。
アイアイの懐具合
アイアイの場合は住み込みで月収4000ペソ。
たったの4000ペソ?
そう思うかもしれないが、アイアイの場合、家賃無料、光熱費無料、インターネット無料、食費無料で4000ペソをすべて貯蓄に回せる。
給料の半分を毎月ミンダナオに送金しても2000ペソは財布に残る。
200ペソしか財布に残らないSMガールズと4000ペソまるまる貯蓄可能なアイアイ。
ぱっと見SMガールズのほうが煌びやかだが、固定費フリーの住込メイドの方に分があるのだ。
それをアイアイに説明したが他人事みたいな顔をしていた。
あとは、初代ヤヤのジェンのようにタンバイの男とフェイスブックで繋がり、誤った送金をしないかが心配だ。。。
もしよかったらランキング応援クリックお願いします!