セブの大学で最初の日本語授業で自己紹介の次に必ず言う事を決めていた。
「フィリピンで英語が上手く話せても並みの給料だが、日本語が上手く話せると比較にならないくらい稼げる!」
それを言うとフィリピン人はあまりいい顔をしない。
なぜなら例のプライドが傷付くからだ。
フィリピンでは英語の上手さは社会的地位を表すバロメーターなのだ。
見栄の張り合いだ。
だから、レストランや人の集まる公衆の真っただ中で英語の上手さを大声でひけらかす姿を盛んに見かける。
年に2度試験監督をさせていただいているJLPT(日本語能力検定試験)のフィリピン人受験者は右肩上がり。
日本語を学ぶ理由。
その理由はずばりオカニだ。
実利に敏いフィリピン人の行動はわかりやすい。
受験者は日系企業のワーカー。
向学心や日本語へ興味という微妙な人はほとんどいないだろう。
日系企業や日本と取引のある会社では日本語が話せるフィリピン人ワーカーの給料や手当はものすごく上がるのだ。
その基準として使われているのがN1-N5と呼ばれるJLPT。
N5なら2000ペソ、N4なら3000ペソなど手当ての加算金も増えてくる。
カンニングしてとっ捕まる受験者もたまに居るが、そりゃ毎月の収入が20%も上がるとなれば汚い手を使って受かれば良い。。。
最高峰のN1ともなれば日本人とほぼ同じ給料を貰える企業もある。
しかし、
ここで皮肉な現実がある。
現地語を話せる日本人はどうか?
収入が上がるどころか変な人扱いされるだけだ。
これは悲しい現実。
どんなに流暢に話せてもそれで飯が食えることはない。
ここは激しくアンフェア感が止まらない。
フィリピンという国が今後発展し、国際的な地位が1mmでも上がればフィリピンの現地語を話せる能力に付加価値がつくかもしれないが、私が生きている間は無理じゃろ。。。
とにかく割り切って楽しく生活しよっと。
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