ティムから突然テキストが入った。
「今日Bonifacio districtに新しいパン屋がオープンするからパン買ってきて」
「うわっ面倒くさかね。。。」
しかし、オープンの日はコーヒーが無料らしい。
「じゃ、行くってみるかね」と気を取り直して寄り道することにした。
このBonifacio districtとは新日本人街道と呼ばれるF Cabahug通り沿いにある商業施設でUCCとココイチと三ツ矢製麺堂が同時オープンする予定の場所でもある。
3店とも昨年からオープン予告のカバーが貼り出されているのだが一向にオープンしない。
UCCは目隠しが風化して剥がれ廃墟感さえ漂う。
内装工事は全く着手されておらずオープンする気配が全くしない。
ところで、新しく出来たパン屋には厳かに一つだけ花輪が飾ってあった。
これがコリアン店だとまるで葬式のような勢いで花が並ぶだろう。
店内はいまどきのスマホ店のような雰囲気だ。
値段は20ペソ~70ペソがコアな価格帯で庶民がターゲットになっている。
パンを適当に買って目的の無料コーヒーを頂いた。
ここにWIFIでも入れてくれたら個人的にいい感じだ。
オーナーは太った典型的チノイ。
やはりこの国のタンボックは富のシンボルである。
パン屋は少し奥に入った所にあるので、客はオーナーの知り合いがポツリポツリと来ていた。
客も完全にチノイだった。
チノイ客の子供2名が窓際の席に座っていた。
男の子と女の子。
どちらもかなり流暢な英語が印象的だった。
私立の高級校に通っているのだろう。
子供のヤヤはまだ若い。
歳の頃はそうさのぉ、17歳くらいか。
ギョロ目で褐色の典型的マレー系で終始スマホの画面にくぎ付けだ。
しばらくして買い物を終え皆で店を後にする時にようやく画面から目を離した。
色の白い中国顔のチノイに色の黒いマレー系の使用人という典型的な構図。
フィリピンのみならずアセアン全体的に共通して言えることは、チノイ対マレー系だと勝負は火を見るより明らか。
言い訳ばかりして働かない見栄っ張りなマレー系に比べ常に商業的コスパを追及するチノイ。
豊かなチノイと貧しいマレー系。
この勢力は人間世界が続く限り変わらないだろう。
私が店を出る時に店内にいたチノイオーナーは頭を下げてお礼を言った。
普通に気分が良い対応が出来る。
富裕層のチノイは教養も高く同じ土俵で話が出来る。
しかし、実際商売相手となると信じられない程のテイクアドバンテージの鬼と化すのだ。
フィリピンを生きるキーワード。
チノイとの良いビジネス的関係性。
そしてマレー系とは距離感を図りながら楽しく付き合う。
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