先日、寝ているところをわざわざ起こされて質問された。
「これって何?」
眠い目を擦りながら見てみると日本の小学校の給食シーンだった。
日本を離れて10年以上経ってしまうと外国人から日本のことを聞かれても明確に答えられない事が出てくる。
なぜ全員白い服を着ているのか謎だが、かなり懐かしい匂いがした。
School Lunch in Japan - It's Not Just About Eating!
この動画の再生数が凄い。
2018年3月28日時点で1900万回観られている。
ティムにとって寝た子を起こすほど一体何がどう驚愕なのか?
それは給食そのものの存在。
フィリピンの公立小学校には基本的に給食がないので、弁当または一度家に戻って食べる。
貧困家庭の中でもディープな家だと水だけで腹を満たす子もいる。
小学生の頃から残酷な現実を突きつけられながら階級社会の流れに巻き込まれて行くのだ。
だから小学校で給食があるという事実が衝撃的だったようだ。
軍隊みたい?
たまに日本へビジネス出張で行くドイツ人が「日本は正にミリタリーだ」と言っていたのだが、フィリピンの自由すぎる雰囲気に慣れてしまうと、授業が終ったときの一斉お辞儀やさぼる生徒なんていない掃除の様子が異様にさえ感じてしまう。
食育。
学校内菜園などを含め、食事にかかわる環境やマナーを含め、世界的にみて驚異的な世界が出来上がっている。
人によってまちまちなフィリピンスタイルに慣れてしまうと全ての生徒が給食のおばさんや先生に一様にお礼を言う姿もミラクルな感じだ。
日本でごく当たり前なことが海外から見ると物凄いことは結構あるのだ。
この時点で私の感覚はもう日本人では無くなっているのかもしれない。
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