先日、ある日本人の方からメッセージが来た。
私は彼に下記の通り返信した。
洗濯機ですが、できれば全自動がいいですね。
なぜなら、フィリピン人の洗い方見ていると殆どすすぎをしていないので、ダウニーの匂いが濃厚に残り、さらに私のように敏感肌の人は洗剤の残りが肌に付着してかぶれてしまいます。
全自動は適量の洗剤さえ入れてボタンをおせば濯ぎまで完全にしてくれるので、妙な心配がいりません。
もし諸事情で全自動がダメな場合は二層式でもいいです。
ただ、二層式の場合、洗う人によって仕上がりが異なるのがリスクです。フィリピン人は保守的なので機械を使いたがりません。。。時間と労力を省いてほかのことに時間をあてようとしないので、せっかく二層式洗濯機を買ってもオブジェになる可能性があります。
私は自分の服は自分で洗うので二層式でも威力を発揮しています。参考になれば幸いです。
それから少しメッセンジャーのチャットで続きを話した。
うちはAmerican homeとかいうアメリカと全然関係ない怪しいメーカーのを使ってますが、今のところ順調に動いています。まずは奥さんのお母さんに時間節約の意義を説いてから買ったほうがいい気がします😅
初めてフィリピンという謎の国へ上陸した時に受けた衝撃の一つに「洗濯おばあさん」の存在があった。
ふもと街に住むアテSは元ジャパユキだが、オーバーステイの末セブへ戻り、セブの片田舎で逞しく生活している。
他に知り合いも居なかった私は彼女の家によく遊びに行っていた。
その時、たまたま特大洗面器をもったおばあさんがやってきた。
歳の頃はそうさのぉ60歳位か。
まるで黒檀で作られた木彫りの人形のように漆黒の顔に深く刻まれた皺のせいで100歳くらいに見えた。
そのおばあさんはアテSの家に週に2度洗濯に来るという。
日本で物心つくころから洗濯は洗濯機に放り込んでスイッチを押すものだと思っていたので、なんの躊躇もなく他人の服を手洗いという仕事が存在すること自体が大きなカルチャーショックであった。
仕事や休みの日はとりあえず川で洗濯というのがいにしえから続くフィリピーナの人生。
洗濯という作業はその日のメインイベントになるほど時間をかける。
以前住込みのヤヤを雇っていた時に洗濯機を買ったのだが、その使い方を教えたのに全然使わずに手洗いを続けていた。
フィリピン人とは変化を嫌う人々。
時間がもったいないという観念がそもそもないので、洗濯機という罰当たりな機械を使う気にならないのだろう。
知り合いの日本人の方への返信の中で最も言いたかったのはそこだ。
ここは洗濯機を買う前に抑えておかなければならない重要事項なので念を押した。
奥さんのお母さんに時間節約の意義を説いてから買ったほうがいい気がします😅
もしフィリピン人のために洗濯機を買おうと思っている日本人がいたら、よく考えた方が良い。
洗濯機買ったらちゃんと使うのか?
そうじゃないと家の中のオブジェと化してしまうだろう。
こちら良かったら応援クリック強めにお願いします!
↓↓↓
SPONSORED LINK