フィリピンのクリスマスパーティの実情
いや~凄いっす。
フィリピンらしさ大爆発といえばクリスマスパーティ。
雪のない国でクリスマスツリーを飾り、9月に入った途端クリスマスソングはヘビーローテーション。
おいおい、ちょっと早すぎやろ!
初めてそれを見た日本人は笑うのだが、しかし、フィリピン人真顔でこう切り返す。
9月から順にSeptember/October/November/Decemberと最後がberになっている月はオールクリスマスシーズン。
ところで12月の2週目あたりからどの会社も型にハマったクリスマスパーティーが催されるのだが、仕事放置してクリスマスパーティーの準備に余念がない。
仕事放置して歌と踊りの練習が盛んにおこなわれ、クリスマスの飾りつけも手作業で何日もかけて行われる。
この光景はセブのみならずフィリピン全土で見られるものだ。
フィリピンを代表する大手銀行は業務内容の一部をすっかり切り替え、1日かけてハンドメイドでの飾りつけを手作業で作っていた。
ちなみに私はデポジット専用ATMの行列に並びながら15分程度その作業を眺めていた。
フィリピン人にとってクリスマスパーティは国民の義務レベル。
フィリピンのクリスマスパーティパッケージ
- オカマの司会者が選出され、冗談80%の司会進行を行う
- ボスの挨拶
- チームに分かれて歌合戦
- チームに分かれてゲーム
- ケータリングで食べ放題
- ビンゴ大会で豪華賞品ゲット
- 激甘ハム・スパークリングジュース・ツナ缶のセットをお土産に解散
自己顕示欲を発揮する機会だ
アジアの南米と呼ばれるフィリピンはカトリック教徒が9割を占める。
ちなみに私は長崎聖母幼稚園という経験なカトリック幼稚園で3年間も服役したことがあるのだが、だからこそ感じるものがある。
私の調査によればジーザスよりマリア像のほうが人気が高い。。。
犠牲になった者への感謝よりも罪から許されることに夢中な気がするのだ。
このあたりを深堀りするとキリがないのでこのあたりにして、要するに、表面的信仰者である者たちがなぜそこまでクリスマスに熱狂するのか?
それはクリスマスパーティーとは物を貰いに行く会なのだ。
クリスマス会の景品はタンブラー、湯沸かしポット、キッチン用品、扇風機、電気調理プレート、電子レンジとだいたいパターンが決まっているのだが、最近は健康グッズも人気が高まっている。
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新参の日本人オーナーはこの多大なる出費をアホ臭いと思うのが普通だが、フィリピン人オーナーは逆だ。
この意味不明な大判振る舞いほど企業オーナーやボスは自己顕示力を発揮する絶好のチャンス。
「俺はこれだけ皆に施しを与えるほどの凄い立場なのだ!」
もし日本でこんなボスがいたら「ちょっと痛い人」扱いされてしまうだろう。
コネ社会フィリピンはまさに、施した側もされた側もその関係性を名誉に思う。
ビジネスオーナーまたはボスが自己顕示欲を発揮する絶好の機会。
日本人には無駄な出費にしか映らないのだが、郷に入ったら郷に従うしかない。
クリスマス会の為にどれだけ喜んで大出費を流血させる事ができるかがフィリピンビジネスの登竜門とも言えるのだ。
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