12月はフィリピン中がクリスマスパーティーで元々低い国全体の月間GDPが最低となるシーズンだ。
パーティーの準備は基本的に手作業でやるのが伝統文化なので、仕事をやめてでも作業に余念がない。
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歌と踊りの練習に10時間以上かけ、そして本番当日は100m先からも分かるように超ド派手に決め込む。
だから見た目がすべてのフィリピンではパーティー前に駆け込むネイルサロンや美容室はどの店も超満員。
セブの庶民の美容予算
セブの庶民の場合、平均月収2万円未満でエアコンや温水シャワーもない部屋に住み、一食平均50ペソ(100円)程度の予算で生活しているクラスを言う。
基本的に田舎やほかの島から出てきているケースが多く、親や兄弟姉妹に仕送りをするため、本人が自由に使えるオカニは2000ペソ前後と言われている。
15日と30日に分かれている給料日はスペシャルデーと呼ばれ、Jollibeeで100ペソを超えるものを食べるのが楽しみだ。
見た目がすべてのフィリピンでは美に対する意識はエベレストよりも高く、この限られた予算の中で毎週のようにネイルサロンへ通っているフィリピーナは多い。
うちのティムもその一人だ。
彼女のお気に入りはセブのパークモール2Fにある激安店で、いつも庶民客でごったがえしている薄利多売な大繁盛店だ。
おそるおそる予算を聞いてみると両手両足合わせて100ペソオンリーらしい。
それが高いのか安いのか私にはまったく分からないが、クオリティはポンコツで3日位するとペロっとハゲてくる。
セブのネイルサロンは爪だけではなく髪を切ったり染めたりする美容室も併設しているのだが、美容室に100ペソ(男性50ペソ)支払い担当した美容師に50ペソをチップとして渡している。
シャンプー無しのカットだけで、あとはヘアドライヤーの風圧で髪の毛を吹き飛ばすだけで完了。
カラー(1000ペソ前後)の場合は洗髪もするのだが、お湯ではなく常温水を頭に浴びせる。
一般的な日本人女性がいきなり行くと即パタイ(人間の最後に訪れる儀式)するだろう。
私も何度かその激安ネイルショップで髪を切ってもらったことがあるが、まるでREGOの人形みたいに直線的な仕上がりになり、終わって店から出ると謎の中国人と間違えられる。
髪を切ってヘアカラーして両手両足激安ネイルを施術してフルチューン費用は総額1200ペソ(2400円)。
クオリティの差はさて置き、日本の1/50の料金だ。
David's Salon
フィリピン中のありとあらゆる場所で見かけるヘアサロンだが、フィリピン全土で200店舗を超える規模のフランチャイズを展開している。
- Haircut P200+
- Shampoo & Blowdry P150
- Iron/Curling P500
環境的には日本人でも気合入れれば行けるレベルだが、美容師のテクニックはフィリピンクオリティ。
当然洗髪は普通に水で行われる。
ここに来る客層は中間層前後でシラミを移される危険性はそんなにそれほど高くないのが救いだ。
Salon De Rose
43年の歴史があり、現在セブを中心に28店舗展開している。
男女問わずヘアカット代150ペソ。
David's Salon と似ているので間違って入る客もいるだろうが、クオリティはほぼ同じ。
Bruno's Barbers
日本の場合、床屋と美容室が完全に分かれているが、フィリピンはその垣根がない。
だから30ペソのドローカルの床屋にも女性客が普通に座っている。
男性専門店という感じで男のための床屋をプロデュースしたのがこのBruno's Barbersという店だ。
マニラを中心に全国展開しており、David's Salonに追いつけ追い越せという感じだ。
ヘアカットだけで250ペソという値段もDavid'sを意識している。
セブの場合、店舗はショッピングモールの中にあるので非常に綺麗で日本人でもそんなに怖くないだろう。
Federal Barbers(Landers内)
コストコのような会員制スーパーLandersの中にある床屋はその日に買い物をしたレシートを見せるとなんとヘアカット代が無料となる。
私はずっとこの床屋の常連だ。
店舗は綺麗だがスタッフのテクはアタリハズレの世界。
チップってナンボ?
フィリピンはアメリカと違い、チップ制度が中途半端なので、最初はどの場面でナンボ位あげてよいのかわからない。
ショッピングモールに入っている上記のヘアサロンの場合だいたい50ペソが相場だ。
しかし、渡すタイミングが大事で、最後に渡すのではなく最初に渡すほうが吉。
例えば、私が利用しているLandersの無料ヘアサロンの場合、バリカン使わないでハサミでやってと言うと「は~?」みたいな顔で露骨に嫌な顔をされる。
ところが、座ったとたん50ペソ握らせて同じことをオーダーすると「Ok Sir」となるのだ。
まったくゲンキンというか正直な奴らだ。
だからこういった経験上からどうせ渡すなら先に握らせた方が勝ちだと思うのだ。
まとめ
フィリピンの場合どのサロンが良いというわけではなく、担当者のよるアタリハズレの世界だというのは別に美容業界に限ったことではない。
しかもお気に入りのスタッフが出来ても、その人がその店にいつまでいるか分からない。
フランチャイズ店としての統一感がほぼ無いのはBruno'sだけでなくどの店も同じだ。
だからお気に入りのスタッフが辞めて他所へ転職してもダイジュブなようにフェイスブックとかで繋がっていたほうが良いだろう。
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