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【みんなの疑問】フィリピンの富裕層はなぜ日本の医療ツーリズムを選ばないのか?

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ドクターも貧富の差

フィリピンを初めて訪れた人が驚くのは貧富の差。

資本家はとことん弱者から吸い上げ続け、下剋上率はほぼ0%という残酷な国である。

社会的地位のトップに立つ医師といえども、富裕層を相手にしている医師と一般庶民を相手にしている医師とでは全然収入が違う。

昔、ティムが働いていた「LHプライム」は血液検査やレントゲン撮影を行う医療検査機関なのだが、そこにドクタークリニックも併設されている。

基本的にここのクリニックへやってくるのはフィリピンの庶民層だ。

診察料は300ペソというセブでも最低ライン。

共同出資でガソリンスタンドを経営したり、医師と言えどもそれだけで満足に肥やせる世界ではない。

ティムの知り合いのドクターは私が知っているだけでも今年に入り3名がナースへポジションを下げカナダに家族ごと移住した。

プライド高きフィリピン人と言えどもオカニ(お金)に転んでしまうのだ。

医師が満足に食えないフィリピン。

私が最もリスクを感じるのはフィリピンの医療レベルと環境。

フィリピンの医療に限界を感じるのはフィリピン人も同じこと。

毎年多くのフィリピン人富裕層は海外で治療を受けている。

先日、富裕層を相手にしている側のドクターに聞いてみた。

なぜフィリピンの富裕層は日本で検査や治療をしないのか?

フィリピン富裕層の医療ツーリズム先

フィリピンの富裕層は手術を伴う重い疾病となった場合、医療レベルの低いフィリピンを出て海外で治療をする。

一口に富裕層と言ってもレベルが数段階に分かれる。

財閥系のスーパー富裕層はアメリカでの治療となるが、中程度の富裕層はアジアの医療先進国へと出かけていくのだ。

フィリピン人富裕層の医療ツーリズム

  1. 香港
  2. シンガポール
  3. 台湾
  4. 中国
  5. 韓国(美容整形)

ここには日本は入っていない。

日本は香港やシンガポールに比べて劣っているのだろうか?

それとも言葉の壁なのか?

ハゲタカ中国人

中国は上海等の都市は既に医療も高度に発展し、日本以上の治療を受けることも可能なはずだが、なぜいまだに日本の医療ツーリズムは人気なのか?

表向きに言われている理由

  • 最先端の医療
  • 先進国の中では医療費が安い(アメリカの1/10)
  • 中国から近い
  • 同行者のビザが簡単にとれる
  • 文化と漢字の共通点
  • 治安の良さ
  • 日本人のサービス

しかし、中国人はずる賢く、日本の制度の盲点をついてくる。

日本が優れているというよりも格安で利用しやすいのだ。

来日中国人が日本の医療費を不正受給している…国民健康保険に加入できる「経営・管理ビザ」を悪用!?

業者
“会社経営という方法、法律の範囲ぎりぎりで合法的にやる。
不動産を買い、貸し出せば、会社運営になる。”

会社を立ち上げることで、保険が手に入るというのです。
その手法は、まず一定額以上の不動産を購入します。
そして会社を設立し、不動産を貸し出すことで事業の体裁を取ります。
すると「経営管理」というビザが取れて、3か月以上の滞在資格が得られ、保険に加入できるというのです。引用元

日本からの情報がない

中国人が日本の保険制度を悪用し信じられない安価な料金で治療を受けているといった類の情報は山のように出てくるが、中国人以外の外国人が医療ツーリズムという名目で大金を払いわざわざ治療を受けるという情報はほぼ出て来ない。

中国を始め貧困国から来た出稼ぎ外国人が治療費を払わず逃げた話ばかり。

フィリピンのドクター曰く「日本はプロモーションをしないから医療ツーリズムに関する情報がない」というのがフィリピン人富裕層が日本へ行けない理由となっている。

無駄に高そうな日本へ行くより、コミッションレートも具体的に提示された香港やシンガポールへ患者を誘導することになるのだ。

ところで、インバウンドというキーワードがまさにここ近年の日本人の生き様そのものとなっているようだが、その流れの中で日本の医療ツーリズムをもっとプロモーションすべきだという考えが出てきている。

しかし、海外からの目線として客観的に日本を見る限り、日本は日本の国内だけでしか生きられないガラパゴスな国となっている。

だから何の対策も立てず門戸を不用意に開放するとハゲタカ中国のような狡猾でえげつない連中に骨の髄までしゃぶられるのだ。

日本はプロモーションが下手という状況が結果論として皮肉にもそれが日本を守っていることなのだ。

鎖国ゆえに独自に発展してきた日本文化と経済。

今まさに日本は東京オリンピックを目の前にインバウンドに熱くなり、また労働者不足の状況で海外からの労働者を盛んに受け入れている。

背に腹は代えられない状況とは言え、シンガポールのように外国人を厳選する法整備の要請を激しく感じて止まない。

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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