抗生物質が効かない恐怖のピグサ
先週またあの地獄の痛みを伴う「ピグサ」が出来てしまった。
今度は右腕と首の左側だ。
「ピグサ」とはフィリピン語の皮膚疾患名なのだが、英語だとBoilsと呼ばれている。
激痛を伴う腫物で「Staphylococcus(staph) bacteria メチシリン耐性黄色(おうしょく)ブドウ球菌」という細菌皮膚感染症。
皮膚科に行くとお決まりのように抗生剤を処方されるが、今までの経験から言うとあまり効かない。
薬を飲んでも飲まなくても10~14日間激痛を伴う腫れが続き、最後は膿混じりの血がドクドクと出てくるのだ。
閲覧注意:熱したボトルでピグサで腫れあがった患部の膿を吸引!
ピグサを滅菌するオレガノ
セブ在住の知人より「オレガノ」という薬草の入ったアロマオイルを「ピグサ」箇所に塗布すると劇的に効くという情報が入った。
まずオレガノについて調べてみると下記のような情報が出てきた。
・オレガノは、感染症の治療から虫除けに至るまで、料理や薬の目的で使用される地中海のハーブです。
・オレガノの有効成分はいつの日か骨粗鬆症、癌、そして糖尿病の治療に役に立ちます。
・ソースに風味を付けたり、ハーブロールパンを作ったり、肉のマリネにしたりするのに使います。
・ミントアレルギーのある人は、オレガノを摂取するときには注意が必要です。インドとイギリス(UK)のチームは、オレガノエッセンシャルオイルは、強力な抗菌作用を持ち、MRSAという院内感染からも保護すするであろうと発表した。
「我々はいくつかの予備テストを行ったところ、オレガノからのエッセンシャルオイルがわずか1/1,000の希釈でMRSAを殺すことを発見した。
イングランド西部大学Vyv Salisbury教授
このプロジェクトは2008年に国連から賞を受賞。
早速手に入れようとセブ市内のドラッグストアやアロマオイルショップで探してみたが見つからなかった。
ああ、フィリピンあるある!?
そんな時は困った時の「Lazada」だ。
キーワード検索するとオレガノオイルが沢山出てきたので「100%PURE」と書かれた商品をオーダーした。
そして、それからニキビやプチピグサが出来るたびにこのオレガノオイルを塗布してみたが、幹部へ塗布するとそれから10分程度燃えるような痛みが発生する。
今のところこのアロマオイルですべて撃退できたのだが、まるでガソリンのような独特の匂いがするので家族から露骨に嫌がれるのが難点だ。
オレガノを栽培
オレガノオイルがどうやらピグサに有効という実験結果を経て、生のオレガノの葉で挑戦してみたくなった。
会員制スーパーの「Landers」の観葉植物コーナーにグリークオレガノというものがあったので早速購入。
鉢に移して家で栽培することにした。
しかし、外に置いておいたのがまずかったのか3週間ほどで枯れてしまった。
やはり気候が合わない外来のものはダメなようだ。
次はSMシティの屋外駐車場付近にある観葉植物ショップへ行ってみるとフィリピン産オレガノが一鉢100ペソで販売されていた。
それを手に入れ家で栽培することにした。
栽培中のオレガノの葉
またピグサが出来た
そして、先週末、ついに右腕と首の左側にピグサが同時発症。
来た来た。
あの独特の痛みを確実に感じる。
2日後
生のオレガノ葉はやはりピグサに効くようだ。
まとめ
フィリピンのドクターは風邪をひいてもするに抗生物質を処方するが、できれば抗生剤は抵抗力を破壊するので極力服用したくない。
そして、ピグサには抗生剤は効かなかったので、オレガノのアロマオイルまたは生の葉をすり潰して塗布することで対応する方法をお勧めする。
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