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【2019年9月】フィリピンの新規運転免コンバート条件|1年以上有効なビザって何だよ?

投稿日:2019年9月26日 更新日:

恐ろしいフィリピンの運転免許制度

フィリピン在住の日本人の中でフィリピンの運転免許証を所持し、現地で自動車やバイクを乗り回している人は多い。

日本で運転免許証はまず教習所へ通い、卒業後に試験場でテストを受け合格したらその日に免許証が発行されるという流れだ。

しかし、フィリピンではシステムが異なり、免許証は購入するというイメージが強い。

たとえばうちのティムのケースは当時住んでいたマクタン島のラプラプ市のLTO(地元陸運局)にてまず学生ドライバーライセンスを申請し、それから1週間後になぜかダナオのLTOまで行ってその日にゲットしてきた。

なぜダナオなのかといえば、

ティム
ダナオだと簡単に発行してくれるダカラ

と意味不明な事を言っていた。

そして、その日にダナオまで出かけ、フィクサーにトータルパッケージで5000ペソ渡しドラッグテストも何もなかったらしい。

当たり前だが、運転免許証は手に入れたが、アクセルもブレーキの場所も分からず、ウインカーの意味も解らない。

車庫入れとかまず不可能な状態だった。

フィリピン人の運転マナーと技術が無茶苦茶な理由が一瞬で分かった。

ティムみたいなのが適当に路上に出て好き勝手に運転しているわけだ。

女性ドライバー注意!我慢してください

「免許取りたて女性ドライバーにつきご注意を!どうぞ我慢してください」と書いてある。

ちょい悪ボサツ
ていうか、女性ドライバーだけじゃなくて全員あぶねえよ

私はティムが免許を持って帰って来た日から鬼教官となり、ティムの人格が崩壊する寸前まで厳しく指導に明け暮れた。

お陰で妙に運転の上手いフィリピーナが誕生した。

日本人が運転免許を取得するには

ところで、日本人が現地の運転免許証を取得する際に、コンバート(書き換え)という表現がなされる。

つまり、日本の運転免許の内容に準じてフィリピンの免許が発行されるという意味だ。

特に実技試験やペーパー試験はなく、ドラッグ検査のために尿を採取される(出ない時は水で薄めても可)。

ところで、日本人のが現地の運転免許証へコンバートする場合はツーリストであっても領事館に免許の英文訳の発行を受け、それからLTO(現地陸運局)へ行けばその日のうちに発行された。

私はその時代だったので、フィリピン運転免許の交付に関しては全く苦労をしていない。

フィリピンはジュネーブ条約加盟国なので国際運転免許で1年間は大丈夫だという話をよく聞くが、制度的には可能でも現実問題厳しいだろう。

マニラやセブでは国際免許でちょろちょろ運転するという場所でない。

交通ルールなきフィリピンで運転するには決死の覚悟が必要だ。

フィリピンで運転するならフィリピンの運転免許証とそれなりの覚悟を持って挑むべきだと考える。

2つの絶対条件

日本人がフィリピンの運転免許を取得するには以下の条件が必要である。

  • 日本の運転免許証を持っていること
  • 1年以上のビザを持っていること

二番目の条件で殆どの人が断念することになる。

1年以上有効の主なビザ

  • 9g 就労ビザ
  • 13a&b 婚姻ビザ
  • peza ペザビザ
  • Quota クオータビザ
  • SRRV リタイヤメントビザ

LTOの代理店によればACR-Icardを持っていればツーリストであっても通るときがあるというが、どうせダナオのLTOならOkとかいうキナ臭い話なのだろう。

上記二つの条件がそろっている場合は免許コンバートが可能だ。

日本の免許の英語翻訳

日本国大使館(セブは領事館)にてパスポートを持参し日本の運転免許の翻訳証明書(英文)を発行してもらう。

2019年に手数料が900ペソから1000ペソへ値上げされた。

メディカルチェック

LTO指定の検査所でドラッグテスト(尿検査)&視力テストを行う。

LTOにて免許申請する

申請用紙に記入し、写真撮影とサイン(妙な電子版にて行う)。

問題がなければその日に領収書が渡される。

セブの場合、SMシーサイドにてプラスチックカードの運転免許証の発行を受ける。

有効期限は5年だが、次回の誕生日までの日数と4年が最初の有効日数。

値段は日本円にして1万円もかからない。

まとめ

一般の日本人がフィリピンで自動車やバイクを運転する場合、田舎だと問題ないが、マニラやセブだと毎日が修行の日々となる。

いきなり、何の前触れもなく道路の真ん中で止まり、またお構いなしに動き出すジプニー。

そして、路上駐車の車がいきなりUターンのために大きく左折し立ちはだかる。

路上駐車中の車のドアがいきなり開く。

バイクはもっと無茶苦茶で、後方確認せずにいきなり本線へ飛び出してきたり、車と車の隙間からニョキっと現れる。

私は日本でA級ライセンスを持って鈴鹿サーキットは1000週以上走った。

いわゆる車の運転はプロなのだが、それでも1日10回以上ヒヤリとさせられることがある。

一般の人が迂闊に運転するとヤバいと思う。

もしマニラやセブで運転する場合は1000%注意しながら何も信じずに運転することが肝要だ。

ご安全に!

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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