停電大国フィリピン
先日、ティムは某高級セレブリティエクササイズジムへと出かけた。
私とカワイイちゃんは言われた通り腹を空かせながらティムの帰りをじっと待っていた。
すると突然停電になり部屋は真っ暗になりエアコンもストップ。
頻繁な停電もフィリピンあるある。
カワイイちゃんはそう声を上げた。
今月に入って3回目だ。
フィリピンといえばインフラの脆弱さが際立つ。
計画のない国では予告した上での計画停電など基本的にないので、突然停電になるたびに今度は一体いつ復旧するのかと不安と怒りが交錯する。
ところで、フィリピンでは停電のことを「ブラウンアウト」と呼ぶ。
文字通り表現すると「茶色いアウト」なのできわめて意味不明。
これはフィリピンに関わる日本人は皆密かに疑問に思っていることだろう。
英語圏では突然の停電の事を「BLACKOUT(ブラックアウト)」と呼んでいるが、ブラウンアウトはそこから派生したものだと言われている。
ブラックとブラウンの使い分けがあるようだ。
さすがインフラ脆弱国ならではの使い分けなのだ。
ブラウンアウトの効果
フィリピンはとにかく妊婦が多い。
半径50m以内に妊婦が最低5名ほどいるイメージだ。
産婦人科のベッドも二人で共有している。
出生率が増加する事実
停電で出生率が上がるというのは冗談ではなく、フィリピンが高い出生率を誇っているのは事実的な裏付けがあるのだ。
◎北アメリカ大停電の後、ニューヨークでの出生率が大幅に上がったことにある医者が気づき、そのことが新聞ニューヨーク・タイムズで取り上げられた。
◎「停電中まじでやることなくてほんっっっとにやることなくて数年ぶりに。。。」って話を今日1日でめちゃ聞かされたからこれは10ヶ月後に道内ベビーブームくる
◎娯楽のない発展途上国では出生率の増加が社会問題です。 https://t.co/FI4EFlRaPd
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) July 14, 2018
オランダ東部の町マースドリエル(Maasdriel)で、9か月前に発生した2日間にわたる停電で、出生数が44%も増加していたことが明らかになった。
出生率が上がる2大要因
- 停電
- 非常事態(生命への危機)
フィリピンの場合、停電が頻繁に起こり、仮に停電でなくとも、常に部屋の中は薄暗く、停電しているのとあまり変わらない印象だ。
もう一つは平均寿命は低く、特に子供の死亡率は異常に高い。
だから子供の1歳の誕生日を派手に祝う風習はそこから来ているのだ。
恒常的な停電と生命の不安定さこそがフィリピンという多産国家を形成する2大条件として当てはまっている。
ぜひ、観光ガイドや語学学校のスタッフの方はフィリピンという国がなぜ子だくさんなのかを説明するときにぜひこのネタを使って頂けたら幸いである。
ここでブックマークしましょう!
もしよかったらランキング応援クリック1回ハゲしくお願いします!!
広告主募集中