ビサヤ語で書かれた第三のゴミ箱
フィリピンもいつの間にかゴミの分別が始まり、ゴミ箱毎に色を分け、それぞれにステッカーも貼られるようになった。
ゴミ箱は区分されてもゴミは適当に捨てられているので、ゴミ箱の中身は同じなのだ。
ただポイ捨てだらけの国では例えゴミの分別が適切に行われていなくても、道端、河川、海にゴミを投げ捨るより100倍マシだろう。
MALATA(資源ごみ)とDI MALATA(不燃ごみ)という区分だが、これはタガログ語。
なぜ英語が公用語になっている国なのに「biodegradable(資源ごみ)」と「non-biodegradable(不燃ごみ)」という英語表記にしないかと言えば、つまりゴミの分別の指導はタガログ語が母語のマニラによるものなのだ。
私もそうだが、フィリピンに住んで10年以上ゴミを分別する世界から遠ざかっていると今更そのゴミがどっちのゴミ箱へ入るべきなのかピンとこない。
かつてゴミを分別をやったことがある日本人の私でさえそうなので、慣れていないフィリピン人にとっては所詮ゴミはゴミなのだ。
しかし、いざ捨てようとしてるそのゴミが「MALATA」なのか「DI MALATA」なのかをその場で判別しろと言われてもそこで立ちすくんでしまうだろう。
最終的には超面倒臭いのでいつものようにその辺にポイ捨てしてしまうかもしれない。
そこで、最近登場した「DI KASABOT(理解不能)」という逃げ場的なゴミ箱が話題を呼んでる。
もちろんそんな変な事を考えるのはセブ人だけなので、ここだけしっかりビサヤ語だ。
KASABOT(カサボット)は「理解する」という意味だ。
DIが付くと否定形で「理解不能」。
つまり、判別不能な人がとりあえず入れるためのゴミ箱が新登場したわけだ。
【ゴミ捨て場で使えるビサヤ語】フィリピンのゴミ箱にはMALATA(資源ごみ)とDI MALATA(不燃ごみ)と色分けされているが、セブはアホが多いのでDI KASABOT(ビサヤ語で理解不能)という必殺の逃げ道が用意されている🤣でもポイ捨てされるより100倍マシとです!! pic.twitter.com/iZrmlgZRkL
— モト ボサツさん【ストリート系ブロガー】 (@motobosa02) November 26, 2019
モトボサツの日常が分かるツイッター よかったらフォローしてみてください!
Follow @motobosa02
頭使わず何でもそこへぶち込めば楽なので三番目の箱がすぐに溢れてしまいそうな気がするが、プライド高きフィリピン人は知らないことを知らないと言いたがらないので、恥ずかしがって第三のゴミ箱に投入する人はあまりいないのかもしれない。
ぜひモニターしてレポートしてみたいと思う。
もしよかったらブログ村ランキングの応援クリック1回グリっとお願いします♡