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家を買ってください|コロナでローンが払えないマイホームが大量放出

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家を買ってください

フィリピンではこの10年で中間層がグンと増え、まるで昭和の日本のように郊外に立つ夢のマイホームがどんどん売れている。

しかし、世界的なコロナ打撃により職を失いローンの支払いが滞り、せっかく手に入れた夢のマイホームを手放す方向で動き出している。

先日、ティムの知人のGwapaな若いフィリピーナから連絡が入った。

関係者が読んでいる可能性があるので詳細は書けないが、彼女はいなにもセブアナらしいスパニッシュ美女でお約束通り日本人の現地妻になりちょっと豪華な生活をしていた。

20代前半の若いころはそれでいいが、所詮愛人なので妻子ある彼の妻になることは出来ない。

そのうち不安定な愛人生活に見切りをつけ、お似合いのフィリピーノと夫婦になり、昨年夢のマイホームをローンで購入。

結婚した旦那の仕事がシーマン(船乗り)で、フィリピンではかなり高給取りというポジションもあり、初年度のローンは楽々支払い。

若夫婦の人生は順風満帆に思えたが、コロナの急襲により旦那は仕事をレイオフされ収入が途絶えた。

彼女の仕事もストップし、全く収入が無い状態。

 

フィリピン人の家ってどんな?

夢と希望のスイートホームを手放すのはたとえ他人事としてもとても辛い。

しかし、銀行ローンがまだ70%ちかく残っている状況で放置すれば家は銀行に没収されてしまうのだ。

購入価格と現状

  • 購入価格(ローン代込み)3.9ミリオンペソ(840万円)
  • 支払い済1ミリオンペソ

希望としては1ミリオンの支払い済みの権利を80万ペソで買い取り残りのローンを続けて払う人を探しているそうだ。

もちろんディスカウントする前提なので80万ペソから下がる可能性は高い。

 

タウンハウスの資産価値

中間層のフィリピン人が無理してギリギリ買えるのが郊外のタウンハウス。

もちろん、土地の所有権が絡むので日本人名義では買えない。

基本的にタウンハウスの周りにはヤギと野良犬の歩いているような辺鄙な場所にある。

いくら土地付きとは言っても増築や建て替えの効かない物件は売却時の資産価値を考えると不利な買い物となる。

主なアメニティ

  • クラブハウス
  • 子供の遊び場
  • スケットボールコート
  • プール
  • 日常雑貨ストアー
  • チャペル
  • クリニック
  • ジム

日本だと8000万円の家に相当

セブ中間層が頑張って買うタウンハウス。

10年前はマクタン島のタウン相場は2M前後だったが、現在では新築で4ミリオンペソとなっている。

原価的に考えれば1Mでもいいくらいだが、デベロッパーは売り方が上手い

若夫婦がときめくような生活全体を提案してくる。

住宅街の外に比べて格段に安全で綺麗な環境で子育てし、週末はそこで家族団欒。

家ではなく環境を売ることで1M程度のボロ家が4Mで売れるのだ。

恐らくタウンハウスを買うフィリピン人の年収は50万円といったところだろう。

その所得差からすると840万円の家は日本だと7000万円以上に相当する。

まさに一生の買い物なのだ。

夢と人生設計も含めて買った家を手放さなければならない。

その心境を想うと切なすぎる。

ローンが払えない人の不動産投げ売りがフィリピン中で起きる。

すでにセブ市内のコンドミニアムでも「売ります」という貼り紙があるらしい。

こういうリスクを経験すると怖くて不動産がトラウマとなり今後の買い控えが強まる可能性が高い。

ここ数年で40%程度上がった不動産価格だが、2020年を境にフィリピンバブル不動産大崩壊の歴史を刻むのだろうか?

若夫婦にはぜひ旦那の仕事が再開して、夢のある生活がスタートする事を祈るばかり。

 

追伸

ここで不動産の放出が始まると、買いあさりが始まるのだが、とくに海外の不動産は売って儲けるもので、取得する側はババを引くケースが多い。

日本に住む日本人がフィリピンで不動産を買い、竣工の大幅な遅れや予期せぬダメージで泣いた日本人を山ほど見て来た。

とくにフィリピンは不動産を買っても管理できるプロがほぼおらず、メンテや税金を含め資産どころかお荷物となる可能性が高い。

自ら現地に住み自分の目の届くところで所有しコントロールできない人は海外富裕層の日本買いのおこぼれを貰う作戦の方が賢明なのではないだろうか?

またまた余計なお世話でした。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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