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慶応大学院で出題された小論文をたった5分で作成する方法

投稿日:2020年8月13日 更新日:

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今回は文章執筆において文才のない人が唯一やれることについて言及したい。

私の経験が誰かのお役に立てたら幸いだ。

 

文才の無い人が唯一やれること

お手本になる2000文字程度の小論文を丸覚えすること。

これによって得られる機能は以下の通り。

  • 文章の展開力
  • 汎用的な言い回し
  • 読み手を飽きさせないリズム
  • 簡潔な説得力
  • 他ジャンルへの応用力

なぜ小論文なのか?

日記形式の事実の羅列では論理的な思考は構築されない。

今回の記事では18歳まで作文を3行しか書けなかった男が慶応の大学院入試出題の小論文を5分で作成できるようになった裏話を公表させて頂きたい。

 

俺の黒歴史

私が小学校の頃に学校も先生も勉強も給食も大嫌いだった理由の一つが人生という不平等な世界の残酷さを知ってしまったから。

小学校という世界は親からもらった天然素材のまま勝負しなければならないアンフェアな世界だ。

戦略や政治力というものが一切使えない才能勝負。

世間で言われる「地アタマの良い子」は必然的に成績が良くそうでない子は落ちこぼれというレッテルを貼られてしまう。

社会的経験もなく小学校という荒野へ放り出される子供達。

結果論として優劣という刃を突きつけられ、そこは紛れもなく競争社会の扉なのだ。

私は残念ながら勉強面での才能勝負では分が悪かった。

小学校の頃に書かされた作文の時間も苦痛以外の何者でもなく自己険悪祭り。

気の利いた子は作文用紙いっぱいに文字を埋め尽くし、皆の前でハキハキと雄弁に発表する。

一方私は3行も書ければもう既にネタが尽きてしまった。

私が生まれて初めて1000文字を超える文章が書けるようになったのは大学時代だった。

いや、書くのではなく組み立てる作業と言った方が適切か。

文才の欠片もない男がどうやって3000文字を超える文章を作成することができるようになったのか?

興味のある方はぜひこの続きをご覧いただきたい。

 

文章作成ファクトリー

先にも述べたように、私が生まれて初めてまとまった文章を書く機会を得たのは大学時代だった。

ガラにもなく大学内にあった司法試験受験の勉強会へ参加し、大先生が書いたお手本答案と呼ばれる論文を写経し丸覚えすることからスタート。

それは文章の書き方を勉強するためではなく、司法試験の論文試験にパスするためだけのトレーニングなのだ。

自分らしさなんてものは1㎜も求められないドライな世界。

文章執筆力は気の利いた小学生にも劣るレベルだったが、お手本を丸覚えするだけなら根性という唯一与えられた才能で頑張ることが出来た。

お手本文章の暗記が進み脳内ストレージに一定のデータが溜まると新しい文章を読んだ際に類似項目が自動的にヒットする。

 

ちょい悪ボサツ
書き方は違うけど同じことを言ってるなってピンとくるようになるとです

 

特に類似テーマにおいては当時の社会情勢や課題とされている論点が共通した項目として必ず挙がってくるのだ。

そういう傾向が見えるようになると使いまわしが出来そうな汎用性の高い文章群をパーツとして認識しはじめた。

序論用、社会背景用、本論用、課題用、結び用とカテゴリー別にA-1、A-2、B-2、B-3という感じで記号化する。

300文字程度の文章群をたった3文字の記号で示すことが出来るのだ。

そして文章を書くのではなくテーマに合わせて記号の積み木を組み立てるだけなので文才は1㎜も要らない。

慶応大学の大学院で出題された【「悪法であっても従うべきだ」とする立場について、問題点・疑問点を検討のうえ、これに対するあなたの見解を述べなさい】という問題。

これだったら5分以内で論文を作成することができる。

序論として、法律と道徳の違いについて書いたA先生の文章のA1を引用(300文字)、次はB先生の社会的背景の問題点からB2(300文字)、自論とその裏付けとしてC3(800文字)、現状の課題や今後のあるべき方向性についてD1(500文字)。

与えられたお題の「悪法でも従うべきかどうか」なんてどうでも良く「YES」と「NO」どちらを支持した方が根拠をこじつけやすいかという判断に脳を稼働させるのみ。

ちなみに結論の最後につける課題や展望はどちらへ転んでも同じとなる合理性。

記号の組み立て作業が出来たら日本語としてバリバリ文章化するという肉体労働の世界。

5分で作成と書いたが、誰も書くとは言っていない。

頭の中で完全にパーツが並ぶまでの時間が5分というわけだ。

日本の論文試験は減点方式で筋が通っているかどうかで評価されるので一貫性のみが問われる。

しかし、小論文は手書きが基本なので字が汚いと圧倒的に不利となる。。。

私は自分で自分の字を見直すのがとても嫌いだったのでうちのカワイイちゃんには達筆な人生を歩んで欲しい。

作文するのではなく論文形式の文章を組み立てている感覚。

モトボサツブログでも基本は同じで「セブでお洒落なカフェが出来た」という情報を書く場合でも論述しないと気がすまない。

 

カフェ記事の論理性

さて、セブ島に大人気カフェが登場したとする。

それを題材にどういう記事を書くか?

一般的にはこんな感じの記事概要となるだろう。

「セブに新しいカフェが出来ました。雰囲気も良いし、ネットも早くスタッフさんもいい感じ。おすすめのメニューはシナモンロールとアイスカプチーノ。ぜひ皆さんもセブへ行った際には利用してみてはいかがですか?」

事実を羅列する記事が一般的なのだが、そこにはテーマを絞った課題や争点は一切入らないの。

しかし、私は小学校でやる作文を飛ばして論文のみを頭に詰め込んだので考察のない記事を書くことに抵抗があるのだ。

 

私が書くカフェに関するテーマは「地域性によるカフェ経営と回転率のバランス」

  • 10年前のカフェから現在のスタイルまでの変遷
  • ロングライフで存続しているカフェと潰れたカフェ
  • 地域による客層とメニュー価格帯の特徴
  • セブの人気カフェを数店舗紹介
  • 成功しているカフェのマーケティング戦略について考察
  • カフェの抱える問題点と客層ごとのニーズ
  • 滞留時間と売り上げのバランスについて
  • 潰れない人気カフェのつくり方
  • 今後の展望

 

イノセント
大学の卒論みたいで読むのが疲れそうだわ
モト先輩
フツーに書けよ

 

カフェについてどれだけ課題を掘りだし、展望のある終わらせ方をしなければならない。

こうやって私がカフェ情報を書くと本来大切な営業時間や地図などをついつい入れ忘れてしまうのだ。。。

SEO的にはどうか分からないが、論理的な構造をもった文章を書かないと量は質を凌駕できないだろう。

 

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論理性の導入

以上のことから、これからブログを書き始めようかと思っている人には小論文形式の文体の導入をおすすめしたい。

論理的な展開の要素のある文章を書くと執筆力のみならず説得力のある会話力も大幅に向上する。

昔の私は作文も書けないが人前で自分の意見を述べたりするのが大の苦手だった。

しかし、常に誰も気にしないようなテーマを掘りつづけいちいち根拠づけをしながらブログ記事を書き続けて来た。

そうすることで圧倒的に聞き手を飽きさせないプレゼン力が身に付いたのだ。

 

さいごに

私を含め残念ならが文才に恵まれなかった人はある一定の努力をしなければならない。

才能の壁を破るのはズバリお手本の丸暗記しか道はない。

文章の書き方の本や指南サイトは沢山あるが一度ひな形を頭の中に入れると永久に使える。

私自身の経験から一定量の文章を脳内にインストールすることでイチイチ考えなくても応用を効かせつつ文章がスラスラ書けるようになるのだ。

たとえ法律論文の詰め込みでも「セブ島のカフェの在り方」というテーマにも対応できる。

読んで楽しむ文章は才能豊かなプロの小説家にお任せし、一般人は論理性のある3段論法の展開をインストールすると多岐に渡って機能するだろう。

 

付録 汎用性の高い小論文

時事問題を取り扱っている小論文は汎用性が高いのでお手本として使いやすい。

特に環境的な問題はITでも工業エンジニアでも金融でもすべてに関わってくる。

丸覚えしておくと課題提起のみならず序論や結論でも丸ごと使えるので便利!

 

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時事から学ぶ 小論文 第2号【科学編】

 

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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