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動詞の位置に左右される思考
前回の記事では「言語の基本文型によって影響を受ける思考」という切り口で自分自身の経験を含めまとめてみた。
日本語の基本文型は「主語 → 目的語 → 述語(動詞)」であり、言語化して何かを考える時もこの順番で思考が形成される。
国別に思考つまり性格的なに特徴が出るのは「動詞」の置かれる位置による影響が強いと考える。
「動詞」が真っ先に来るタイプの言語ほど自己主張が強く、日本語のように最後にくると奥ゆかしくなる。
つまりフィリピンvs日本という位置関係となるのだ。
これに関しては私自身が日本語とビサヤ語を両方話しながら自己分析した結果で確信を得ている。
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【確信】フィリピン人と日本人の思考の差は「基本文型」が作っている!!
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日本語を話す外国人の意見
言語と性格という観点でのユーチューブ動画を発見したのでエグってみたい。
日本語が話せるアメリカ人とロシア人それぞれにインタビューをしているのだが、母語を異する人同士が日本語で会話をする姿はやはり興味深いものがある。
かつて私がカナダ人のジェフとビサヤ語で会話をしているとフィリピン人達が面白がって集まり人だかりが出来ていた。
動画のタイトルとなっている「言語×性格」というのは少し語弊を感じるのが、日本人にもいろんな性格の人がいて10人10色であり、これは性格というよりも性質と言い替えた方が適当だと考える。
まあ、細かい点はさて置き、これは「言語の基本文型によって影響を受ける思考」と根っこの部分で共通点があるはずだ。
日本語を話すアメリカ人とロシア人にインタビュー
質問 日本語を話すと性格が変わるのか?
2名とも「変わる」と答える。
✔すぐに謝る人になる。
✔少し遅刻してペコペコする。
アメリカ人はまず謝らない。
日米では謝るということの重さが違う。
アメリカでは「謝る」代わりに「ありがとう」を使う。
日本語で受ける授業ではトイレに行きたくなっても終わるまで我慢する。
ロシア人は自国では感謝も謝ることもしない。
✔日本語を話すとシャイな人になる。
✔日本語ではスキンシップがない。
◎フランス語は学校で勉強しただけだからフランス人の性格になれない。
✔英語を話しているときの方が堂々としている。
✔歩き方やジェスチャーも変る。
✔一緒にいる人の性格に影響される。
✔現地の生活にてカルチャーをまるごと吸収。
海外で英語を勉強する時にパーソナリティーが変わる。
?外国語が話せる人ほど統合失調症になりやすい。
上の動画のインタビューによると、日本語を話すことで性質や思考パターンがガラリと変わるようだ。
最後の統合失調症になりやすいというのが非常に気になるが、複数言語ごとのキャラが入れ替わり混乱するのかもしれない。
日本語を話している時は二人ともすぐに謝るという傾向があると述べている。
そういえば昔、小学校時代に母親からこう言われた事がある。
近所の人からジュースを貰った時の話だ。
私は貰った時に「あ、すみません」と反射的に言った。
すると母親は私に対してこう叱ったのだ。
「すみませんじゃなくて有難うでしょう?!」
言っている意味は理論的に理解出来たが全く腑に落ちなかった。
日本人とは謝ることで感謝を伝えるカルチャーをお互いに共有しながら生きている。
なぜ「すみません」じゃだめなのか子供でも納得できる理論的な説明が欲しかった。
海外のキャラを吸収
5カ国語話すロシア人女性 が言っていたことが非常に興味深いのだが、彼女にとってフランス語だけは学校で勉強しただけなのでフランス語を話している時にキャラが変わることは無いと言う。
つまり、その国で生活することでカルチャーを含む思考パターンがされると言うことなのだ。
日本人は英語でもやたらと謝るということを聞いた事があるが、日本人思考のまま文法知識をフル活用し英語を組み立てて発音しているだけではそうなってしまう。
アメリカ人男性は日本語で受ける授業の時はトイレを終わりまで我慢すると言っているが、英語の授業だと途中で中座すると言っていた。
これも言語とカルチャーの融合が作る思考だといえよう。
やはり言葉はカルチャーの象徴であると言われるのがこの時点で証明できる。
海外で生活しなければ本当に言語をマスターすることは出来ないのだろうか?
それは意識次第で随分と変るものだろう。
留学に行っても日本人同士でつるんで現地の人と交流を計らないと英語を話す時にキャラまで変わることは出来ないだろう。
私の場合2年間ジェフとほぼ毎晩行動を共にしていたので英語を話した途端彼が乗り移るようになった。
英語がスムーズに話せない時は日本人モードのまま左脳で強引に英語を話している時なのだ。
そいう言う時はジェフの一挙一動を思い出し自分の中へリインストールするようにしている。
英語圏の人も国によって随分と思考とキャラが異なる。
イギリス人とアメリカ人は同じような顔をしていて全然考えや動きが異なるのは映画やドラマを観ていても歴然としている。
一括りにされている「英語」も英語を話すイギリス人と米語を話すアメリカ人、豪語を話すオーストラリア人のいずれをフォローするのか?
日本人がこれから意識すべき点はここにあると考えて止まない。
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