前回までのおさらい
前回の記事では中学1年から吐くほど英語を勉強したけど終いには英語が全く話せず自分史ごと撃沈したという恰好の悪い話を書いた。
10代という輝かしい時代を無駄に費やし、当時の日本式教育の被害者だとさえ思いながら生活していた。
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一方見事に真逆の人生を歩むコントラストが痛い自分の歴史。
小学校の私は自他共に認める落ちこぼれだった。
母方の祖母が母に対してこっそりとこんな事を言ったらしい。
「あの子はね、頭の悪かけん勉強しなさいって言っちゃダメよ可哀想やろ」と母に言っていたらしい。
黒人の目の前で「クロンボって言うと可哀想だから言っちゃだめだよ」と言うくらい致命的に刺さる優しさという名の凶器。
わざわざそれを私に報告する母に悪意さえ感じていた。
2007年。
日本式の勉強法の呪縛から完全に解き放たれ、自由にやったビサヤ語。
はじめて自ら取り組んだ外国語だった。
僅か2年でビサヤ語の会話が出来るようになった。
それは英語よりビサヤ語の方が発音や文法構造も単純だったということもあると思うが、これまでの人生で会得した叡智を結集しコミュニケーションを図るための行動をとってみた結果だった。
生まれてはじめて外国語が話せる自分に成れたのだ。
そして同じやり方で英語をやってみると1年後には簡単な通訳が出来る程に上達した。
現地で生活する中で言語習得にとって大切な事を発見。
過去の自分を含む日本人が英語を話せなくて苦しんでいる理由も同時に分かった。
【再現性100%保証】外国語を上達させる最高の方法
13年の海外生活で多言語を使いながら仕事や私生活を送っているのだが、その際に気が付いたことが幾つかある。
今回はその中でも誰にでも再現性のあるとても大事を明記したいと思う。
ところで、英語を含む外国語が話せるという事は一体どういう事だろう?
それはどれくらいの単語を覚え、文法の理解からどれくらいのセンテンスが作れるのかといった問題ではなく、「英語話せます」と堂々と言えるかどうかの感覚的な世界だ。
かつて私はその感覚が全く分からなかった。
その国の文化がインストールされない限り言語スイッチが作られず流暢に話せない。
時々英語が上手く話せない日があるのだが、それは日本人モードのまま左脳だけで話そうとしている時だと気付き言語スイッチを入れる作業を行う。
スイッチの入れ方は別の機会にぜひ記述したいと思う。
絶対的に必要な理念として「スタディ」から「プラクティス」という切り替えが必要だ。
だから「英語学習」とか「語学」という左脳偏重的な言葉を出来るだけ排除していきたい。
ところで、英語学習や英会話レッスンをしている人の中で一体どれくらいの人が「英語が好き」だと思っているのだろうか?
つまり元々洋楽が大好きとか英語に憧れがあるという人だ。
私の知っている範囲では殆どの人が英語を義務として捉えている人が多い。
つまり受検や就職、課長に昇進するのにTOEIC700以上が必要だとか、かつての自分と同じく英語を苦行として取り組んでいる人が多い。
入口を間違えない
苦行である英語から趣味レベルまで昇華させるには?
もしこれが出来れば誰も苦労しないだろう。
私の気付きの中で誰にでも再現性のあるシンプルかつ効果絶大な方法がある。
それはコレだ。
ネイティブに発音を褒められること!!
日本人は英語の発音を上手く話すことを恥ずかしく思わされ、その結果「通じれば良い」という中途半端な落としどころが大好きだ。
残念ながらカタカナ英語発音ではネイティブには通じないことが多い。
それが怖くて海外留学先でも日本人同士いつも固まって日本語で会話をしてしまう負のスパイラルに陥るのだ。
ネイティブに褒められるための方法
そもそもネイティブスピーカーから発音を褒められた ことのある日本人は少ないはず。
なぜなら褒められようとしていないからだ。
恥ずかしいから発音を避けて通る。
その呪縛こそが英語を苦行にしており、せめて1回だけでも褒められてみると世界観が一変で変わる。
たまたまカナダ人の友人が連れて来たアメリカ人に突然発音を褒められたのがきっかけで英語へのモチベーションが上昇した。
私の調査によると相手が自分の発音を褒めるとしたらハイと言って握手をしてから10秒以内。
半年ほど経過して「そういえば君の英語上手いよね」と言う人はいないだろう。
第一印象!!
その時目立っていれば即褒められるのだ。
つまり10秒間だけ上手ければかなりの確立で褒められる。
それが一生のモチベーションに繋がるのであればその10秒を研究する価値があるだろう。
私の場合、アメリカ人に褒められたのがきっかけでエレベーター内で話しかけられた欧米人から幾度となく英語を褒められるようになった。
そうなると妙な自信がつく。
妙な自信こそが外国語を習得するためには最も大切な要素であり、それは素質に関わらず誰にでも出来ることなのだ。
私がこだわっている褒められるポイントはまたの機会にまとめてみたい。
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