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母乳で結膜炎を治す男
フィリピンという国は知れば知るほどディープな世界である。
先日、子供向けのアニメデータを貰いにセブ島マンダウエ市のカバンカラン地区に住む知人のお宅へお邪魔した時の話。
そこで衝撃的な話が飛び出した。
「ボサツさん、フィリピンに住んでいるとしょっちゅう結膜炎になりませんか?」
「私しょっちゅうなるんですわぁ」
個人的な見解だが、結膜炎は地域性があるように感じる。
ようするに結膜炎が流行りやすい地域というものがあるのだ。
「結膜炎になって目が赤いまま、バスに乗ったらみんな露骨に逃げますよ わはは」
「それはまあ母乳点がすれば治るので!」
「私はその辺から母乳貰ってきてアイボンに注いで目をパチパチと洗うんですよ」
日本人の私としては、母乳は飲むもので目の中に入れるものではないという認識がある。
いや、ひょっとして知らないのは自分だけなのではないか?
焦りながら「結膜炎 母乳点眼」という必殺のキーワードをぶち込んで調べてみた。
思ったよりも多くの情報が出て来た。
赤ちゃんの「目やに」の改善に良いと言われている「母乳点眼」。
母乳点眼。なんでわざわざ母乳を赤ちゃんの目に点眼するのかというと、赤ちゃんの目やにの改善に良いと言われているからです。母乳が赤ちゃんの目やにの改善に良いなんてかなりビックリですよね。ちなみに母乳点眼という方法は、かなり昔から言い伝えられている方法のようです。医学がそれほど発達していないころから、しかも海外でも同じようなことが言われているようです。
上の記事にある「海外」というのはきっとフィリピンのことなのだろう。
うちのティムにも聞いてみた。
このようにフィリピンでは結膜炎や目のトラブルになったら母乳を点眼するという民間療法があるのだ。
しかし、大家族、そして子だくさんのフィリピンでは家族のだれかが常にミルクタンクを稼働させているが、日本だと少子化で母乳が手に入りにくい。
珍しくフィリピンに対するアドバンテージ感が湧き上がる。
しかし気になるのが母乳の仕入れ先だ。
家族であれば気軽に「Tagai ko gatas(お乳ちょうだい)」といえるが、日本なら間違いなく変態扱い。
いや、懐の深いフィリピンなら普通に貰えるのかもしれん。
母乳の郷へ潜入レポート
お乳点眼を得意とする知人宅の近隣に川が流れており、そこにスラム街がズラっとある。
そこは乳飲み子を抱えた母親だらけで「ベイビーファクトリー」とも呼ばれているらしい。
確かにバラックが集まる集落では常に赤ちゃんの泣き声がこだまし、妊婦さんが闊歩している記憶がある。
果たして母乳は貰えるのだろうか?
かつて栄えた集落だったらしいが、大雨で大規模な崖崩れが発生し、その集落から随分と人が居なくなってしまったらしい。
昼間とはいえ薄暗く静まり返った集落と廃屋からは霊感の弱い私でも寒いものを感じてしまった。
もし沢山人が歩いていれば、乳ポテンシャルの高そうなレイディーに10搾乳50ペソで交渉してみようと思っていた。
昼間から硬く閉ざされたドア。
フィリピンの集落らしくない雰囲気。
赤いカーテンの奥から灯りが見えるが、銃社会フィリピンで迂闊にドアを叩く勇気はない。
ゲートの入口付近で小学生の女の子が歩いていた。
賢そうな顔をしておる。
歳の頃はそうさのぉ、10歳くらいか。
「母乳?」
女の子は何も聞かずスタスタと集落の中へ歩いていった。
そして15分後。
白い液体を抱えて戻って来た。
本当に人間の乳なのだろうか。。。
これを点眼するにはもう少し修行が必要そうだ。
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