フィリピンの闇 子育て

【悲報】小学校4年生を対象とした「算数&科学テスト」世界最低となったフィリピン

投稿日:2020年12月11日 更新日:

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数字に弱すぎるフィリピン

 

国際教育到達度評価学会(IEA)(オランダに本拠を置く研究機関)の調査によると、フィリピンは小学校4年生の数学と科学の評価で58か国の中で最低の成績を収めた。

  • 数学:シンガポール625点、フィリピン297点
  • 科学:シンガポール595点、フィリピン249点

両方とも低国際ベンチマーク(400)を大きく下回る結果となっている。

これは、「学生が問題を解決するために概念的な理解を適用できる」という思考力を測定する内容である。

算数では「整数の概念的理解を適用して、2段階の文章題を解決し、数直線、倍数、因数、四捨五入の数、および分数と小数の演算についての理解を示す」。

科学では「簡単な測定の問題が解決できる。形状と角度の幾何学的特性の理解。表やさまざまなグラフのデータを解釈して使用し、問題を解決する」。

 

数字に弱いフィリピン。

これは小学4年生のみならず、大学生でも大して変わらない。

特に文系の大学生の8割は分数の計算が出来ない。

私の調査によれば「1/2+1/3=?」と問えば明るく「2/5」という答えが鉄板で返ってくる。

また九九が完全に言えない大学生も多い。

学校で習う内容の大半は社会人になると意味をなさないが、算数力だけは生活やビジネスの質に違いが出てくる。

 

昔はバカな子ほど可愛いというか、フィリピンのそういう部分を他人事として微笑ましく眺めていたが、いざ自分の子供が生まれフィリピンで育っていくと物凄い危機感を覚える。

「英国で行われた調査(RSコンポーネンツ調べ)によれば、保護者が重要視している三大科目は、英語、数学、化学との結果も出ている。」

 

パンデミックに入り子供と接する時間が増えたので自作算数ドリルを作って即答力をトレーニングしている。

私が接して来た範囲ではフィリピン人は引き算に弱い。

100ペソでバロット2つ買ってお釣りが4ペソ足りなかったなんて日常茶飯事だ。

 

【国際学力調査】フィリピンは79ヵ国で6部門ほぼ最下位という現実”

 

地元メディアの報道

 

まとめと考察

算数と科学のランキングが世界最低という事実に恐らくフィリピン人は焦らない。

なぜなら、見た目が全てと言われるフィリピンではルックスによる評価が第一項目であとはコネで決まる社会。

英語が流暢に話せるのがステイタス。

他国からディスられるたびに、ミスユニバース世界大会の優勝回数をドヤりながら対抗している。

私が大学の授業であまりにも算数の計算が苦手なことに気付き「フィリピンに九九ってないの?」と聞くと「あれは小学生のイベントだから」と明るく答えた。

ステイタスである中途半端な英語力も結果的には「世界の家政婦」と呼ばれ世界中から安くコキ使われる原因を作っている。

小学校4年生を対象とした算数と科学力の測定結果が物語るように「問題解決力」の無さがヤバいのだ。

つまり、このまま大人になってしまうと問題が解決できない人になってしまうということだ。

つまり「改善されない国=発展しない国」が構築されるのだ。

私が現地生活を通じてフィリピンという国のウィークポイントを挙げると「理論的思考と理問題解決力」。

「9g(就労ビザ)で働く外国人は退職日から59日以内に出国しなければならない」という部分に1㎜の合理性もない。

主語と述語が違い過ぎる。

問題解決力の前にもっと深刻なのは問題を解決したいという欲求に欠けるということだ。

 

ここで直ぐに思い出すのが、私の住むB級ビレッジ内の放し飼い犬問題。

 

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数年前、ジョギングから戻ってくる時にビレッジ内の放し飼い犬数匹に襲われて以来、この狂暴な放し飼い犬問題をずっと提起し続けたが、P人住民は問題の意味自体がそもそも分かっていない気がしてならない。

 

モトボサツ
犬はちゃんと繋いでくださいよ

「うちの犬は噛まない」

「襲ったのはうちの犬ではない」

 

その場しのぎの言い訳ばかりで、問題解決の土俵に乗るのがどうも面倒臭いと感じる。

何度もビレッジ内でミーティングを開き、この問題の解決をはかったが、平行線で終わってしまい最後は諦めた。

怠惰な文化は自己評価と幸福度を上げるが国は発展しない。

 

フィリピンは見た目の良さと英語力が基本評価基準で、算数や科学力が低くても危機感を抱かない。

ここが最も大きな要因であると考えながら生活している。

もちろんビックリするほど賢い子もいるのだが、教育貧富という状況でフィリピンでは全て子供の地頭次第というナチュラルな結果が出ている。

生まれ持ったポテンシャル以上には成れないのが現状だ。

非常に残念。

フィリピンでは日本人にない自己肯定感は大いに結構でぜひ見習いたいが、算数と科学による思考力はぜひ別途家庭で身に付けさせたい。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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