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2013年～2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別
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【シーズン１】モトボサツ勝手にブログセブ島編｜カテゴリー別記事
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フィリピン人の好きな味
ハワイアン中毒
日本に住んでいた頃、パイナップルの乗ったハワイアンピザやハワイアンハンバーグを見てこんな奇妙な食べ物 一体誰が食べるのかって疑問に思ってたがフィリピンではもうそれしか無いって言えるほどハワイアン一択のド定番😆 #フィリピンなのにハワイアン#セブ #SM pic.twitter.com/W7oc6C0NrH
— モト ボサツさん＠国籍間違われた (@motobosa02) December 15, 2020
「フィリピンあるある」といえばハワイアンピザ！！
細かくカットされた黄色い物体がピザ一面に散りばめられているアレだ。
フィリピンではピザといえばハワイアン一択と言って良いほど国民のソウルフード扱いとなっている。
食に関して保守的なフィリピン人は国内のピザのメニューをいっそハワイアンで統一したがっているようにさえ感じる。
ここまで全国的に固定化されるとハワイアンではなくフィリピーノピザと改名した方が良さそうだ。
ハワイアンだけは無理
ところで、私はフィリピンに住んでいるくせにハワイアンピザが大嫌い！！
だからとても生き辛いのだ。
ティムと結婚する時に「ハワイアンピザだけは無理だから」と関白宣言させて貰った。
飲食店で提供されているお得なコンボミールでもハワイアンピザが標準セットとなっている所も多いので始末に悪い。
日本でも一定数のファンがいるハワイアンピザだが、私のようにハワイアンピザが苦手なピザファンからは「まるでモナリザの名画に落書するようなもんだ」と揶揄されている。
アイスランドの大統領もその一人で、2017年のコメンスメントで学生の前でハワイアンピザが大嫌いだから禁止したいと発言したのは有名な話だ。
Hate Hawaiian pizza? Well, not as much as the President of Iceland. He suggested banning them 📻 https://t.co/4Qn5iIfKN0 pic.twitter.com/L4btUXvQvK
— BBC Outside Source (@BBCOS) February 22, 2017
ハワイアンピザが苦手な人に共通する味覚として肉類と果物を一緒に食べたくないという嗜好がある。
酢豚でさえパイナップルが入っていない方が嬉しい。
日本時代に義理でどこかの偉い人主催の立食パーティーによく出席していたが、その際に必ず目にしていたのがハムの乗ったメロン。
実は私はメロンが大好きなのだが、塩辛いハムがメロン様の上にペロンと鎮座しているのを見た途端にブルーになる。
あんな罰当たりなことを一体どこの誰が考えついたのだろうか？
ハムが嫌いな訳じゃない。
メロンの上に鎮座ずる薄いハムは比較的高級品でワインやシャンパンのつまみとしては最高に堪能できる。
しかし、私の味覚にとってメロンとハムの不気味なハーモニーは即レッドカード。
語学で言うコロケーションみたいに味覚の相性が存在する。
ハワイと全く関係ない
Pizza Havaj
Nepochází z Itálie a z ostrova Hawaii už vůbec ne.
Recept vymyslel Řek Sam Panopoulos r. 1962 ve své restauraci Satellite v kanadském Ontariu.
Jméno dle konzervovaného ananasu "Hawaii".Multikulturní Pizza Havaj se rozplemenila do celého světa.
Dokonce i do Italie pic.twitter.com/DMAOTZ61K6
— Jan Neubauer (@neubJan) June 15, 2019
ハワイアンピザはハワイとは一切関係なく、1962年にギリシャからカナダのオンタリオ州へ移住した「Sam Panopoulos r（サム・パノポウロス）」氏による創作料理が発祥とされる。
彼はアメリカのデトロイトへ出向いた時、当時はまだ珍しかったピザという食べ物と出会った。
そして自分の店でも同じように作って提供し、その過程でパイナップルを載せるという大胆な実験を行った。
その際に使したパイナップルの缶詰のブランドがたまたま「ハワイアン」だったという事らしい。
ハワイアンハンバーグ
個人的にハワイアンピザに匹敵するレッドカードがハワイアンハンバーグ。
ピザよりもこちらの方が不気味だ。
元カノTの従妹が日本人と結婚するために来日した際、近所のファミレスで一緒に食事をしたことがある。
参加したフィリピーナ2名は日本生活のベテランで、挙動や服装もすっかり日本に順応していたが、日本人と結婚するために来日したばかりの従妹だけが妙に浮いていた。
大学を出たばかりの初々しい20歳のフィリピーナが数日後には60代の日本人男性と結婚する。
現代社会の出来事とは思えない生贄感が哀れでもあり妙に刺激的でもだった。
日本人にとってファミレスなんて全てが当たり前過ぎて感動もヘチマもないはずだが、来日早々のフィリピン人にとって豊富な種類のドリンクが飲み放題という状況は脅威的世界。
あんなに感激されるとこっちまで嬉しくなる。
うちのティムも一番最初に日本へ行った時の衝撃はファミレスのドリンクバーだった。
従妹は写真付きの分かりやすいメニューで迷いなくハワイアンハンバーグを指さした。
すると残りのセブアナ2名も「Ako sad（私も）」と言いながら即ハワイアンハンバーグに決定。
それまでハワイアンハンバーグという奇妙な食べ物を一体誰が注文するのか不思議だったが初めてそのニーズを見た気がした。
考察とまとめ
ここからはおもいきり私見だが、ハワイアンピザが好きだという人は味覚音痴な人が多い気がする。
例えばハワイアンピザが好きかどうかの調査で53％が好きと答えたのはイギリス人。
イギリス料理は世界的にマズいので有名だ。
そして言いづらいが、フィリピン料理もマズい飯ランキングの上位に来ている。
ライスをガッツリ食べるために子供の頃から海水のような塩辛い食べ物で舌が麻痺し、そしてドッキリするほど甘いケーキやドリンクが大好きという極端な味覚。
そして極めつけにはグリーンマンゴに酢をかけて食べる突拍子もないセンス。
うちのティムもバナナをオカズにライスを食べる特技があるが、まだその世界は到底理解できない。
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