気になる行列店 FAT DOIS
いつもジムの帰りにASフォルチュナを通って帰るのだが、歩道に並べられたプラスチックの椅子に待ち客がズラーーーっと鈴なりに並んでいる店がある。
客層は10代、20代の学生から庶民層といった感じだ。
非効率的の極みと言って良いセブ社会では銀行でもなんでも普段の生活で常に行列に並ばなければならない。
晩飯まで並んで待つなんてまっぴらごめんだったのだが、ブログの取材を兼ねて一度行ってみることにした。
「5時半からオープンするので少し前から並ぶと良いよ」というフィリピン人のアドバイスがあり、その助言通りに従った。
既に5名ほど若いフィリピン人が並んでいたがドアにかけてあるリストに自分の名前と人数を書き込んで椅子に座って待機した。
5時半になり店の人がリストを持って私の名前を呼んだので中へ入った。
L字型の店内は50名程度が収容できる客席数で、全席にカセットコンロが設置してある。
ここは鍋料理がメインなのか?
小さいバケツの中に箸が見えている。
フィリピン料理店ではないのだろう。
何の予備知識もなくこの店へ入ったのだが、想像とは全く違った雰囲気だった。
窓際の席へ座り、メニューに目を通した。
鍋料理が中心のようで意外とシンプルだ。
ティムの知り合いの常連さんおすすめのスパイシーヌードルズ(189ペソ)、エビ&チーズ(269ペソ)、チーズリブ(259ペソ)をオーダーすることにした。
スパイシーヌードルズ 189ペソ
そのまんま辛ラーメン
このスパイシーヌードルズが出てきてすぐにわかったのが、ここは基本的に焼肉のないコリアン料理店だ。
ライスのオプションにキムチライス(140ペソ)もある。
エビ&チーズ 269ペソ
ティムがチョイスしたこの料理だが、エビを使うと途端に単価が高くなる。
チーズが70%くらいたこ焼きの穴に入ったまま出て来ないのがなんとも切なかった。
チーズリブ 259ペソ
店の人おすすめのチーズリブ。
たしかにこれが一番食べ応えがあり、ティムは肉を食べないので私が中心になってガッツリと頂いた。
この料理はチーズ好きにはおすすめだ。
高回転型の庶民レストラン
庶民層をターゲットにした行列の出来る薄利多売なレストラン。
フィリピンという環境には合っているだろう。
庶民にとっての幸せはライスを腹一杯たべること。
つまり、ライスのイケる安い店をどう演出するかということがこの薄利多売マーケットへの必要絶対条件である。
コリアンの辛ラーメンはここ15年でフィリピン人の食生活の中へ浸透された。
なんでんかんでん「スパイシー」が贅沢となっているフィリピン人の食生活にとってはコリアンテイストのピリ辛と鍋を使ってグループ客を呼ぶというのが当たっている気がする。
セブというマーケットに日本の行列の出来る店ができるのはいつだろうか?
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