フィリピンって祝日多いよね?
4月も半ばとなりそろそろホーリーウィークでフィリピン全土が祭日となるのだが、先週の金曜日あたりから空港や長距離バス乗り場は混み始め、すでに長期休み体制に入っているフィリピン人も多くみられる。
しかも、給料日を前倒しで早めに設定した会社も多く、先週の金曜日の銀行は満員電車並みに混んでいた。
さて、日本に住む日本人に非常によく指摘されるのが、フィリピンは祝祭日が多すぎるということだ。
確かにフィリピンは休みが多いイメージが強い。
しかし!
実際日本とフィリピンの土日以外の法定休日を比較してみたら意外な結果となった。
日本の場合
2019年日本の祝祭日
- 元日
- 成人の日
- 建国記念の日
- 春分の日
- 昭和の日
- 国民の休日(2019年のみ)
- 新天皇即位日(2019年のみ)
- 国民の休日(2019年のみ)
- 憲法記念日
- みどりの日
- こどもの日
- 振替休日
- 海の日
- 山の日
- 振替休日
- 敬老の日
- 秋分の日
- 体育の日
- 即位礼正殿の儀(2019年のみ)
- 文化の日
- 振替休日
- 勤労感謝の日
フィリピンの場合
2019年フィリピンの祝祭日
-
1月1日 新年
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2月5日 中国旧正月
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2月25日 エドゥサ革命の日
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4月9日 勇者の日
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4月18日 聖木曜日
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4月19日 聖金曜日
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4月20日 聖土曜日
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5月1日 メーデー
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5月13日 選挙日
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6月5日 イスラム教断食明け大祭(※)流動的
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6月12日 独立記念日
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8月12日 イスラム教犠牲祭(※)流動的
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8月21日 ニノイアキノ記念日
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8月26日 英雄の日
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11月1日 諸聖人の日
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11月2日 追加特別休暇
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11月30日ボニファシオ記念日
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12月8日 無原罪の聖マリアの祝日
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12月24日クリスマスイブ(追加特別休暇)
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12月25日クリスマス
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12月30日リサール記念日
-
12月31日特別休暇
理由その1
フィリピンには上記とは別に地域独自の休みがある。
たとえば、セブの場合Sinulog祭りのときはセブ市が祭日でマニラは平日。
マンダウエ市チャーターデーではマンダウエ市だけが休みでマクタン島のラプラプ市でも同じように独自の休みがある。
だからフィリピンが休日だらけなイメージがあるのも無理はない。
理由その2
有休消化率100%。
自己の権利行使をストレートに求めるフィリピン人は当然ながら有休バンバン使う。
だから担当者と突然連絡が取れなくなり確認すると「On leave」有休消化中という答えが返ってくる。
当然仕事で使っている携帯電話の電源は切れており、メールも絶対返ってこない。
ここに関しては休みの時もメールを気にしたり仕事の電話に追われている日本人が変態だと言える。
働きバチな日本
日本は祝日大国と言われながらも、働きすぎというイメージで見られているが、その謎はこの有休消化率。
法定祝祭日の数は世界トップレベルであるのは間違いないが、有休消化率は極めて低い。
エクスペディアの情報によると日本の有休消化率は50%と諸外国に比べるとかなり低い。
理由その3
はっきり言ってフィリピン人は有休以外でもしょっちゅう休む。
とくに月曜日の欠勤率が高い。
野菜嫌いで学校もサボりがちな小学生と全く中身が同じだ。
欠勤理由の人気ランキング
- 子供が病気
- 体調不良(下痢や嘔吐系)
- 父や母を病院へ連れて行く
- 兄貴が捕まった
- 実家が火事
私の調査によれば子供が病気という理由での欠勤は非常に怪しい。
生死にかかわる程の症状なら別として、通常の病気や怪我であれば、大家族制のフィリピンには働いていない暇なのが絶対何人かいるはずだ。
子供の面倒であれば暇なパラサイト家族のメンバーに頼めるはずだ。
下痢や嘔吐もあり得ない。
日本人ならともかく、子供の頃から雑菌だらけの環境で体の免疫力をたかめハエと共に生活しているフィリピンの胃腸は何を食べてもびくともしない。
ちなみにうちのティムはこの8年間私の知る限り下痢や嘔吐をしたことがない(私は2週間に1度は腹の調子がおかしくなる)。
兄貴が警察に捕まるケースも割と多いが、面会や保釈の相談なら日曜日に行けといいたい。
プロビンスの実家が火事になったという理由もよくあるが、もうアンタら何回家燃やせば気が済むのかと言いたい。
さいごに
日本とフィリピンの生活を客観的にみると、日本人は日本人としての日本の生活がフィリピンに比べ勝っていると思うだろうが、私は単純にそう思えない。
日本は忙しいことが自慢になってしまう風潮が昔からあるが、フィリピンでは「俺超忙しくて寝てない」という自慢話を聞いたことがない。
フィリピン人は暇さえあれば人生を何も考えず楽しむ。
嫌いなこと(仕事とか)を出来るだけ回避し、好きな事だけやろうとする生き方はハッキリいってダメ人間の象徴だが、だけどそれで一生を終えることが出来たら勝ち逃げな気がしないでもない。
他人に迷惑をかかるという概念のない者同士なので、自分らしい人生をピュアに追及できるのだ。
日本人は無表情で路面を見ながら歩くが、フィリピン人はアホみたいに笑いながらやや上を向いて歩いている。
正直、頭の中はかなり稚拙で実質GDPの生産能力は日本の1/12だが、何よりも無駄に出勤することが正義という歪んだマインドを持つ日本よりも自己満足度は高い。
日本はもう終わりだと思っている人が増えるなか、どうせ終わるんだったら、最後は楽しく自己満足度を極力高めるようなドラスティックな生活を心がけてはどうだろうか?
私は他人の為に生きるマインドは日本を出るときに置いてきた。
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